1年にわたって乳がん治療について記事を綴ってきた私。
先日、放射線治療をすべて終えましたので主治医の先生の診察を受けてきました。
毎回通り、レポートしておきます。
目次
放射線治療が終わったら完治だと聞いていた!でも・・・
元々、乳がんが分かったときから医師からはこう言われていました。
「癌はがんだけれども、ステージ0といって、非浸潤癌という、他の臓器に転移したりしている心配のないごく初期の癌です。手術をしたら完治しますよ。」
だから、放射線治療があると聞いたときも「まだ治療あるんだ」と思ったものです。
正直、調べれば分かっただろうに、ちょっと楽に構えすぎていたかもしれない。恥ずかしいです。
再発防止のホルモン剤治療を継続することになった
そして今回、放射線治療が終わったので今度こそお終い!とまたしても思っていたのですが、医師から出た言葉はこうでした。
「ホルモン治療、どうしましょうね?続けましょうか・・・?」
ん???
放射線治療で終わるんじゃなかったんですか?
思わず聞いてしまいましたが、医師から説明をもらったお話はこうでした。
私の体はすでに癌を生み出した実績がある。ということは・・・
医師「ホルモン剤治療は続けなくても問題ないかもしれません。正直迷いどころなんです。」
医師「なんのためにホルモン剤治療を継続するかというと、再発防止のためなんですよ。」
なるほどな。
それを言われるとそりゃそうだわ・・・。
私はすでに一度乳がんになりました。
私の体は、女性ホルモンをエサにして癌を生み出した実績のある体です。
だから、治療がすべて終わって、ホルモン状態が元に戻ったら、また同じように癌が生まれる可能性があるんですよね。
それをはっきり自覚したのも、恥ずかしながら今回が初めて。
そっか。癌が治ったけど、私はまた癌になるかもしれないんだ。
ホルモン剤との副作用はまだまだ続く
結論、私はホルモン剤治療を継続することに決めました。
治療というか、再発防止ですが。
この1年、ホルモン剤の副作用で更年期障害と同じような症状を常に抱えてきました。
みんなが寒がっているのに、一人で私だけ汗ばんでいたりして。
あれはちょっと恥ずかしかったな~。
これからどのくらいホルモン剤治療を続けるかというと、最初にホルモン剤を飲み始めたときから数えて5年間。
私の場合は、今からあと4年間飲み続けることになります。
先は長いなあ。
それだけ癌て大変な病気ってこと。
何度も何度も思い知らされます。
まだまだ健康で生きていたいから治療を続けます
治ってすぐにまた癌ができてしまうのは困るし、子育て世代の私はまだまだ健康で生きていたい。
だから、ホルモン剤治療にも迷いなく取り組みたいと思っています。
先は長いけど、これまでとは違って、もう体の中に癌はない。
気を楽に持って、お守り的に続けていこうと思います。
でもね、一つだけ最後に思っていることを告白します。
すでに私はアラフォー世代でしかもシングル。ホルモン剤を服用するということは生理が来ないということ。
これから子供を授かる可能性はもうきっとないでしょう。
でも、ちょっとだけそのことを悲しく思います。
流産して、息子の下の子を授かり損ねたことも理由の一つなんでしょうね。
そこだけ、ゆっくり自分の中で消化していこうと思います。