シングルマザーの私は家を買える?シンママまるの賃貸脱出チャレンジ

自分の家が欲しい。

そう思う人は昔も今も沢山いますよね。

私もそう思う一人です。

だけど、シングルマザーに家を買うことはできるの?できたとしてちゃんとローンを払っていけるの?ローン以外に支払わないといけない物はないの?などなど、疑問は次から次へとあふれてくる。そして相談できる家族はいない。

そんな環境で私ついに家を買いたいと一念発起!

これから数回にわたって、シングルマザーである私の家購入物語をお届けしていきます。

シングルマザーに家は買える?

シンママでも家は買える?

シングルマザーとなって息子と2人暮らしをするようになって早7年余り、ずっと家を買うことは考えてきました。

できることなら買いたいとずっとずっと思ってきました。

でも、収入が低かったしなかなか踏ん切りがつけられずにズルズルと先送りにしていたんです。

だって、「あなたにはローンが組めないので家は買えませんよ」ととどめを刺されるのが怖かったんですよね。

しかも、家を買うと益々自分一人にかかる責任が増すのも怖かった。

憧れと恐怖と半分半分で、決着をつけずに引き延ばしてしまったというわけなんです。

シングルマザーだってもちろん家を買える。条件は結婚している人と同じ

でも、実際問題家を買うということについて、シングルマザーだから無理ということは全然ありません。

結婚しているしていないに関係なく、ローンが組めて支払い能力がある人なら家を買うことはできるんです。

シングルマザーは一般的な働く男性に比べて非正規雇用など社会的に安定していない場合が多いことから家を買うのは難しいと思われがち。

だけど、正社員だったり収入や貯蓄がそれなりにあって、銀行の審査にパスすればローンを組んで家を買うことが当たり前にできるんです

年収に応じてローン可能額は変わる

シングルマザーでも家は買える。

ところがしかしです。

もちろんですが、収入に応じて組めるローンの額は全く変わります。

ローンが組める金額が家を買いたい地域の相場に合わないという場合ももちろんあるわけです。

家を買うことを優先するなら安く買える地域に引っ越すというのも手ですが、そうすると子供の生活環境も大きく変わることになる。

シングルマザーでも家は買えるけど、大きすぎる買い物だということには変わりないようですね。

私が実際に家購入にあたってネックに感じたこと

家を買うののボトルネックになったこと

家を買いたいとずっと考えていたけど踏み切ることができずにいた、ボトルネックになっていたことはこのような事でした。

将来子供が巣立った後も同じ土地にずっと住む意味はあるか?と考えてしまうから

今住んでいる土地は東京の端っこで、環境としてはとても気に入っています。

絶縁した実家とも程よく距離があって生活を脅かされることもなく、子育ての環境としてもとても潤っているし程よく都会、程よく田舎でシングルマザーの私でも車を維持しつつ生活できています。

愛着はあるのだけど、子どもが巣立って一人になったときにこのままここに住みたいかと言われるとちょっと考えてしまいます。

うちは駅から徒歩約30分でちょっと距離があり、普段は駅までは自転車で通っています。バスもあるけど酔っちゃうので使わないようにしていて、年を取ってもこのままなのかなと思うとちょっと不安に感じることも。

それならばもう少し田舎の方に引っ越しても駅近の物件の方が安心なのではとか、そんなことを考えると今ここで家を買うことに躊躇してしまっていました。

もちろん子供を転校させれば家の購入には一歩前進かもしれませんが、うちの息子はADHDで難しいところがあって、今の環境をできるだけ壊したくないという気持ちが強く、家を買うことを優先した検討方法は取れないと思っていました。

私は転職したばかり。転職後1年たっていないとローン審査に落ちるのではないか?

私はもともと転職が多かったし、シングルマザーになってからも数回転職をしています。

前職から現職に変わったのは今年の1月で、このブログを書いている10月現在でもまだ転職から1年たっていません。

ちょっと前までは、転職後1年たっていないと住宅ローンは組めないというのが定説でしたよね。

実際、一度転職後半年くらいで近所のアットホームを売りにしている地域密着型の不動産屋に問い合わせの電話をしたことがあるんですが、転職後1年たっていないと知るや「あなたに紹介できる物件はないので1年たってから出直してください」と言われてしまったこともありました。どこがアットホームやねん。

でも今は転職後1年以内でも審査をしてくれるし、年収換算で収入が増えている転職であればいい結果が出ることも多いそう。

実際審査をしてもらわないことには結論は出ないし、とにかく問い合わせてみるということが大事だと感じました。

余談ですが、不動産屋って本当に当たり外れがありますね。

一つの不動産屋の中でも担当者によって天と地ほどの違いがあります。

「この人ダメだ」と思ったら、できる限り穏便に別の人に担当してもらうようにした方がいいなと今回強く感じました。

私はすでに42歳。住宅ローンは何十年も組むものだから先が見通せないことが不安

私の悩み

実際ローンが組めたとして、すでに40代に突入してしまっている私はローンを払い終わるころには立派におばあちゃんです。

そんな年齢までちゃんと働いてローンを払えるの!?

そんな不安は付きまとって、怖くて怖くて仕方ないです。

でも、家を買うとなるとローンを組むのは必須。

となると、買いたいという気持ちがあるなら今すぐに動かないと、後回しにしたらしただけ年を取ってしまう。

これから先の人生では、今この瞬間の自分が一番若い。

じゃあもう今動くしかないよね!という気持ちで不動産屋に問い合わせしてみることにしました。

ローン以外に税金など支払いが増えるのでは?難しくてイマイチ分からないことが多すぎる!

分からないことが多い

実際問題月の支払額はいくら…?

よく、不動産屋のサイトを見ていると販売金額と月の支払い金額が載っていたりしますよね。

「この金額なら私でも払えるかも!」なんて思うけど、この金額は本当に正しいの?

絶対に他の支払いは発生しないの?

しかも、中古で購入するとしたらリフォームしないと住めなかったりしないの?

などなど、疑問ばかりが頭を埋め尽くします。

実際、固定資産税や不動産屋に支払う仲介手数料、登記にかかる諸費用等々、物件そのものの費用以外にも結構がっつりとお金がかかります。

別の記事では実際に私が不動産屋に提示された金額感もご紹介しようと思っていますが、とにかくそんなに支払えるの?という不安が大きいんです。

とりあえず不動産屋を訪ねてみた!分かったことは…

不動産屋へ

不安な気持ちを抱えつつ、抱えているだけではいつまでも不安なだけで家は買えないということで、とにかく一度不動産屋を訪ねてみることにしました。

うちの地域は東京都内とはいえ田舎で、しかも私の住んでいる区画は長くこの土地に住み続ける人が多いベッドタウンです。

そのためか、販売される物件数も少なく、しかもマンションはあまり売りに出ません。というか、マンション自体が近くにあまりありません。

そんな環境で、地域密着型の不動産屋がかなり力を持っているという印象で、一般の不動産サイトに載っていない物件もその不動産屋サイトには出ていたりして、そこを避けて物件を探すのは無理かなと思っていました。

でも、そこの不動産屋こそが先述の電話問い合わせの際に「あなたに紹介できる物件はない」と豪語した不動産屋だったんです。

正直電話でそんな風にシャットアウトされてしまうと思わなかったし、女性の方だったのだけどあんまり印象が良くなかった。

でもそこの不動産屋を避けるのは得策ではないように感じたし、いい物件に出会う可能性をつぶしてしまうのが嫌だった。

だからとりあえず一度話をしてみたいと改めて問い合わせを入れました。

対応してくれたのは店長さんで男性の方だったので、絶対に電話で話した人とは違うという確証があり、ちょっと安心しました。

自分の中の不満をリセットしたかったこともあり、電話の件も店長さんにお話しして気分が悪かったということをちゃんと伝えました。ちょっとすっきり。

そのうえで実際私が今の状況で買える物件はありますか?と相談させてもらいました。

不動産屋は複数の銀行にローンの審査を打診する

銀行のローン審査

私に買える物件があるかは、何はともあれ審査を受けてみないと分かりません。

ということで、前年の源泉徴収票と今年の給与明細全部を不動産屋に提出。

複数の金融機関に審査を依頼してもらいました。

結果、フラット35と2つの金融機関では借入可能ということが分かりました。

ここで一つ疑問に感じたことは、「なぜその金融機関にしか打診しないのか?」です。

打診した金融機関名として4つの銀行名を説明されました。

でも、そのうち2つの銀行はいわゆる地方銀行というか、名の知れたメガバンクではなく規模も小さめ。

その点の説明はしてもらえず、不動産屋の特定の銀行との繋がりを感じてしまいました。

とりあえずはまだ借りられるかも分からないし、自分の希望の銀行があるわけでもないので特に物申すことはせず大人しくしておきました。

実際のローン支払い額に加えて仲介手数料や金利で支払がいくらになるのか具体的に示してくれる

不動産屋に行かないと分からないだろうと思っていたことの一つに、実際の支払額があります。

希望の物件に対して実際の支払いがどうなるか、計算してもらいました。

支払額は選ぶ金利の種別によっても変わるし、物件によって仲介手数料や諸費用も変わるし、頭金によっても変わる。

自分ではどうにも難しくて、全部計算されたものを見せてもらえるのは助かります。

私はボーナス併用で支払いたいと思っていたのと、頭金として少しは出したいと思っていたのでそれを全部加味して計算してもらいました。

結果、結構な金額の仲介手数料と登記諸経費がかかることも分かったし、実際の毎月の支払いのイメージが固まりました。

結局は家を買うか買わないかは不動産屋に行ってみないと決着がつかない

とにかく動いてみないと結果は得られない

このように、不動産屋に行く前は不安に感じたり憧れたりするばかりで事態は何も動きませんが、不動産屋に行ったらすぐにあれこれスッキリできるということが分かりました。

もっと早く動くべきだったかな…?

でも、現職で収入が上がったからこその今回の結果なので、転職前に不動産屋に行ったとしてもあまりちゃんと取り合ってもらえなかったんじゃないかとも思います。

「今なら買えるかも」と思った時にひとまず不動産屋に問い合わせしてみるというのが一番いいタイミングということなのでしょうね。

って、何この当たり前すぎる話…

実は大きすぎる盲点でシングルマザーの家購入は早くも暗礁に乗り上げてしまう!?

大ショックなことが発生

こんな風に、私の家購入計画は順調に走り出したように思われました。

…が!

実は私の家購入計画には、無知ゆえの大問題が待ち受けていました。

そのことで私は数年ぶりにどうしようもなく凹むことになるのですが、それはまた別の回でお話したいと思います。

私がどうしようもなく落ち込むことになってしまったお話はこちら。

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