シングルマザーの家購入計画は断念?団信審査に落ちたその後の追跡調査をレポート
まる
家が欲しい~~!!

そう思い立った42歳シングルマザーの私。

清水の舞台から飛び降りる気持ちで中古の戸建に申し込みをしたのですが、ローン審査は降りるも団信で審査に通れず・・・。

乳がんの術後治療中とみなされた私は団体信用生命保険の審査に落ちてしまい、家の購入のためのローンを組むことができず、家購入をあきらめかけていました。

と、ここまでが前回までのお話です。

今回、私は本当に団信の審査にパスすることができないのか?追跡調査をしました。

ついに私の家購入計画の可否が分かる今回、全部正直にお見せしていきます。

前回までの経緯を見たい方はこちらからどうぞ↓

団体信用生命保険の審査に落ちた私にはもう家は買えないの?

団信がダメだと家は買えないの?

家を買おうと物件に申し込みをするまで、団体信用生命保険の存在すら理解していなかった私。

ローンの審査が通ったから、当然家が買えると思って意気揚々としていたので、その分がっくりと落ち込みました。

では、私のように団体信用生命保険(以後団信)の審査に落ちてしまった人はもう家を買うことができないのでしょうか?

フラット35という選択肢は残っているが、金利が高くて手を出す気になれない

団信の審査に落ちてしまってもローンを組む方法はあります。

それは「フラット35」というローン。

フラット35は団信の申し込みの必要がなくてもローンを組むことができるんです。

ただし、その分フラット35の金利は他より高いんです。

毎月の支払額に換算しても結構がっつり増えてしまう。

私の場合はボーナス併用での支払いを希望していたので、それがないフラット35は特に月の支払額が高く感じました。

もちろんそれでも申し込めないこともなかったけれど、ちょっと無理をしている感じがしてしまうのが私としては嫌でした。

だからその選択肢は選びませんでした。

乳がんの再発予防のための服薬が終わって既定の期間が過ぎれば告知事項を書かなくても申し込めるようになる

そして、今回は団信の審査に落ちてしまいましたが、このまま未来永劫ローンが組めないということではありません。

書類での告知事項として乳がんを申告する必要があるのは直近3か月以内の投薬を含む治療歴と、直近3年間以内の手術および2週間以上の治療歴。

ということは、私の場合はあと数年ホルモン剤の服用が続くので、それが終了してから3か月以上たった時と、ホルモン剤服用終了後3年以上経過したときとに申し込みを試してみるのがいいのでしょうか。

が、数年待つということはその分私は年を取るということです。

しかも、今家を買いたいと思ったのも、残りの息子との日々をより良いものにしたいから。

家を買うのが後回しになればなるほどその家で息子と過ごす時間は減るわけです。

高い金利を払うか数年待つか。どちらも現実的じゃない気がした

一度団信の審査に落ちてローンを組むことを諦めた人でも、告知事項として記載しなくてもよくなればまた審査を申し込めるし家を買う方法はないわけではない。

だけど、フラット35でも家を買うんだ!と高い金利を頑張って払うのも、数年待ってからもう一度家を探すのも、今の私にはなんだか現実的には思えなかったんですよね。

もちろん先のことは分からないから、実際数年後にはやっぱり家を買いたいと思っているかもしれないけれど、今はそう思えない。

道が閉ざされたなと感じました。

私は本当に団信の審査をパスできないの?ほかの金融機関でも審査を受けてみることにした

もう一度審査を受ける

でも一つ、疑問が残ったんですよね。

私は団信の審査申込書を書くとき、保険会社のカスタマーセンターに電話で問い合わせをして、言われた通りに記入しました。

乳がんの程度も書かなかったし、なぜ薬を飲んでいるのか、現在がどのような状態なのかも書きませんでした。

でも、審査をしているのは人間で、機械的に決めているのではないということを知ってこう思ったんです。

まる
私の書き方が違ったら審査に通ったのかな?

そう。もっとステージゼロですでに完治と医師から言われていることや、予防のための服薬だということをアピールしたら違う結果があるのかを知りたいと思ったんです。

私は勤め先のメインバンクになっている銀行の担当者に連絡を取り、訳を話して審査を受けたい旨を伝えました。

団信の審査申し込みには対象となる物件情報が基本的には必要

担当の方によると、団信の審査を受けるのは基本的に住宅ローンを組みたい人なので、対象となる物件が必要なのだそうです。

そりゃそうですね。

私はすでに団信がダメだったことで不動産屋から契約は白紙と言われていて、対象の物件がない状態だったのですが、それを伝えたところ「審査の目安とする物件のパンフレットなどがあれば可能」という返答をもらいました。

そこで私は購入したかった物件の情報をそのまま提出して審査を受けることに。

これでだめならいったん家の購入計画はリセットすると決めた

正直、不動産屋からはすでに契約は白紙と言われているし、仮に団信の審査にパスできたとしても欲しいと思った物件はもう手に入らないかもしれない。

そう思うと追加で審査を受ける価値があるのか疑問にも思ったのですが、もしまた近々気に入る物件が見つかったならその時は…という気持ちもあって、審査を受けてすっきりしようと思ったんです。

それで、今回の審査では前回の審査ではできなかったことも全部やってみて、それでもだめならスッパリと諦めようと考えたんです。

前回の団信での反省点を整理した

前回の審査では、書き方がよくわからなくて保険会社に問い合わせをしました。

今の状況をカスタマーセンターの人に話してみたら、治療中の扱いになるという説明をもらい、言われたままに記入をしました。

受けた手術の名前を申告して、現在も治療中と書きました。

だから今回は、いかに私の癌がもう大丈夫なのかを猛アピールする内容にしてみたんです。

申告書って、設問に選択式で答えて、細かな事情を書き込む欄はすごく小さいんですが、その小さな記入欄にめいっぱい書き込みました。

審査するのが人だから、同情点とか努力点とか、そうゆうものが絶対ないとも限らない。

それも試してみたかったんです。

今の自分の最善の告知文章を作成した

だから、限られた記入欄にぎっちり書き込んで言いたいことが全部伝えられるように文章を作りました。

私が言いたかったのは、すでに医師からは完治と言われていること。毎月病院に通っているけど薬の処方のために必要だからということ。今ホルモン剤を服用しているのは治療より再発予防の意味合いが強いということなどです。

それを記入欄にぎっちりと書き込みました。

審査結果は…一般団信、ワイド団信ともに否決…

否決だった

これでだめならだめだと言えるだけ鼻息荒く記入した申告書を提出して待つこと約1週間。

結果は、一般団信、ワイド団信ともに否決。

連絡をくれた担当の方も私の執念深い(笑)申告書を見ていたので、申し訳なさそうに連絡をくれました。

やっぱり駄目なんだ…ズーンと凹む

あれだけやってダメなんだから、今の私にはもう住宅ローンは無理!

今回のことで私はそうはっきりと思いました。

とっても落ち込みましたが仕方ない。

本当は疑似失恋(笑)にもっともっと浸っておくつもりだったのですが、やるだけやってダメだと人間あきらめもつくというもので、意外とすぐ気持ちが持ち直してしまいました。

まあ、これでいつまでも落ち込んでいるようならシングルマザーやってられませんよね。

いつの間にこんなに図太くなったのか・・・。

結論:シングルマザーにも家は買えるが、乳がん上がりだと本当に厳しい!

シンママにも家は買えるけど…

今回の追加審査を経ての私の結論。

シングルマザーでも収入額がしっかりあれば住宅ローンは組める。

でも、乳がんになった後だと本当に難しい。

乳がんになる前に家を買えたら良かった。

そうももちろん思ったけれど、乳がんになる前の私の収入ではローンの審査にそもそも通らなかったと思います。

経験を積んで転職したからこその年収で、だからこそ家を買おうと思ったんです。

そう思うと、今回の結果も私の現状も「まあしょうがないよね」としか言いようがない。

息子との日々のために家が欲しいと思った。

そう、私がしたかったことの本質は家を買うことそのものじゃない。

息子との日々、息子の生活をより良くしたい。

であれば別に家が買えなくてもできることはあるんですよね。

今後は今できることにもっと注目していきたいと思います。

本当は、家を買えないということをもっと惨めったらしくグチグチ言って落ち込んでいたいと思っていましたが、結局人間いつまでも落ち込んだままではいられない。

いつの間にかぷかぷか浮いてきて、今はもう次を見ています。

次とは?

それはまた別の記事でご紹介します。

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