毒親とは?を解説
子供のころから親が絶対だった。 親から連絡が来ると憂鬱になる。 なんでも親が勝手に決めてしまう。

そんなことに心当たりがありませんか?

親に対して息苦しさを感じている人は実は沢山いるんです。

この記事ではどうして親といることが苦しいのか、どんな解決方法があるのかを知ることができます。

問題を持つ親とはどんな親なのか?

毒親とは?

私は現在シングルマザーとして小学生の息子と2人暮らしをしています。

子どもの頃から家になじめなくて、特に家を支配していた母との折り合いが悪く、母から常に否定的な言葉をぶつけられていたためか中学生のころから家を出ることばかり考えている子供でした。

現在は実家と絶縁をして幸せそのものです。

Negative Parenting(ネガティブ・ペアレンティング)

心理学では、問題のある親のことをNegative Parenting(ネガティブ・ペアレンティング)と呼びます。

ネガティブ・ペアレンティングは子供に悪影響を与える親の総称で、更にいくつかの種類に分けることができます。

虐待やネグレクトをする親

虐待やネグレクト

まずはそもそも育児をしっかりと行わない親。

子どもに暴力をふるったり食事を与えないというような虐待行為をしたり、育児自体を放棄してしまう親です。

躾と称した暴力や暴言を日常的に受けた子は大変な心の傷を負いますし、ネグレクトは子どもの安全な生活自体に大きな問題があります。

ときおり目にする悲しいニュースには心が締め付けられるような気持になります。

子どもに過干渉する親

逆に、子供に対して過干渉をしてしまう親も子供に対して悪影響と言えます。

子供に対して過保護になりすぎてしまうと、子供は自分で考える力をなかなかはぐくむことができません。

結果、過干渉であることが子供の成長を阻害してしまうことがあるんです。

子どもの意思より親の意思を優先。子供を支配する親

子供は一人の独立した人格を持つ人間です。

親が子供の人格を支配しようとしたり、自分のいいようにコントロールしようとするのは問題のある親と言わざるを得ません。

「自分の言っていることが正しいのだから、同じようにしなさい。」

そんな風に子供を自分のコピーに育てようとしてしまうケースも。

親の価値観を子供に押し付ける親

子どもが決めたことや希望したことに対して、親が何かと口を出しすぎるのは問題です。

子どもが自分で決めたことに対して「それよりこっちの方がいいよ。こっちにしなさい。」などと何かにつけて言ってくる親は、自分の価値観が最良で、子供を正しい方向へと導こうという間違った正義感でいっぱい。

そうした親は、子供が言うことを聞かないとき、子供の努力や成果を素直に喜び褒めることができないことが多いようです。

せっかく頑張ったことを親に褒めてもらえない子供は親に対して不信感や諦めの気持ちを持つようになります。

毒親とは?自分の親が毒親かどうかはどう判断するの?

毒親の見分け方

そのように問題を持つ親を「毒親」と表現することがあります。

毒親という言葉は1989年にイギリスのスーザン・フォワードが出版した本で「toxic parents=毒になる親」と表現したことから広がった言葉で、学術的に認められた言葉ではなく造語です。

では、自分の親が毒親であるかどうか、どのようにして見分けたらいいのでしょうか?

毒親チェック項目!こんな特徴がある親は毒親だ

親という、自分に最も近くて影響力のある存在を「毒」と認定することに抵抗を感じる人は多いものです。

親と一緒にいると苦しい。生き辛さを感じるけれど、実の親だから嫌いになれない。

そんな風に苦しむ人も多い。

では、どんな人が毒親なのでしょうか?

まずは冷静に、チェック項目に自分の親が当てはまるかを考えてみることから始めましょう。

  • 親からよく暴力を振るわれて育った
  • 頑張ったことやよくできたことも親に否定された
  • 親から「生まなければよかった」とか「お前がいなければ」のように、存在を否定する言葉を言われたことがある
  • 子供の頃、親が家を空けがちで、あまり面倒を見てもらえなかった
  • 親はずっと優しく、叱られたことはない
  • 親はいつも優しく、出かけるときにもついてくることが多かった
  • 自分の人間関係や恋愛にも親が口を出してきた
  • 「私はこうして育てられたから」と、親の体験を子供にも強制しようとする
  • 親には友達が少ないようだ
これらの項目で当てはまると感じたものが1つでもあれば、あなたの親は毒親である可能性があります。

自分の親が毒親かどうか?判断する方法

「もしかして私の親は毒親なのかな?」

そう思っても、親への感謝や愛情もありますし、なかなかすぐに自分の親を毒親だと考えることができないという人も多いようです。

では、どのようにして親が毒親かどうかを判断すればいいのでしょうか?

それは、自分が今生き辛いと感じているかどうか。

そして、その原因が親にあると感じるかどうかです。

毒親という言葉が学術用語でないのと同じように、毒親であるかどうかには明確な判断基準はありません。

どこかに申請をして毒親認定をもらうということができない以上、判断できるのは自分だけということになるんです。

「私が親のことを考えると苦しいんだ」

「親のことは好きだけど、一緒にいると嫌なんだ」

「親と離れたい。」

「親が嫌い。」

そう感じるのなら、あなたの親は毒親であると考えてもいいのです。

毒親がもたらすものは親子の共依存関係

毒親は子供を支配したり否定したり、子供の自己性を無視してコントロールすることによって、共依存関係を築き上げようとします。

子どもが親なしにはいられない環境を作って、常に親を頼るようにすることや親の言うことに従う子にすることで満足感を得ているのです。

毒親自身も、わざとそうしようとしているわけではないのでしょう。

親自身が育つ家庭でそうされてきたのかもしれませんし、何かしらそうさせるものがあったのでしょう。

しかしそれは子供にとっては関係のないこと。

子どもがそれに付き合ってやらなくてはならない理由にはなりません。

子離れできない親と親離れさせてもらえない子供

共依存関係がもたらすものは、いつまでも子供を支配し続けて子離れできない親と、親に主導権を握られて親離れができない子供です。

子どもはやがて大人になりますから、成長過程で起こる恋愛や進学、就職といった様々なライフイベントにも親が口を出し、いつまでもべったりな親子関係を継続することになってしまうんです。

ですが、子供の側がそれに対して息苦しさを感じるようになると、状況が少々変わってきます。

そこが毒親との関係を改善するチャンスです。

自分の親が毒親!解決する方法

解決方法

では、自分の親が毒親だと思ったらどうしたらいいのでしょうか?

解決方法をご紹介します。

親の過干渉や支配を解消

まずは親からの過干渉や支配から抜け出すことを考えましょう。

毒親であっても、親がそれを自覚し苦しんでいるような場合なら、話し合いでの解決も目指すことができるかもしれません。

子どもを愛するあまり過干渉になってしまっていたというような親なら、子供が苦しんでいるという事実に直面することで言動を改めようと努力してくれる場合もあるでしょう。

親戚や近しい友人など、冷静でいられる第三者に間に入ってもらうなどして、より良い親子関係を一緒に検討することもいいのではないでしょうか。

ただし、これはあくまでも親が毒親であることを認め、自覚している場合のみです。

親と距離を置く

子どもが「苦しい。過干渉をやめてほしい」と言っても、「こっちの方が苦しんでいるんだ」とか、「親の言うことに歯向かうつもりか」など、自分を顧みることなく子供を責める親の場合には話し合いでの解決は難しいケースが多いようです。

親は間違ったことをしているという意識がないからです。

そのような場合には、少々荒療治で臨むしかありません。

実家住まいならば一人暮らしを始めるなど、物理的に親と距離を置くことが必要です。

結婚しているけど近くに住んでいるなど日常的に親と会っているなら、会う回数を減らす努力をしなくてはなりません。

親と絶縁する

親と距離を置こうと思ってもうまくいかないのなら、絶縁することも視野に入れることが必要です。

絶縁といっても、法律上正式に親と絶縁をして他人になるという制度は日本にはありませんから、あくまでも建前上のこと。

親が変わることができないのなら、子どもだけがどんなに努力をしても共依存の関係から完全に抜け出すことは難しく、ずるずると関係が続いてしまうからです。

私も毒親である母と絶縁し、もう何年もまともに会っていませんが、毒親と顔を合わせなくなってからとても心穏やかに過ごせるようになりました。

むしろ、息子が私の親の家にお泊りに行くなどで実家の前に行ったりすると、それだけで過去の記憶がよみがえって嫌な気分になるほど。

どうしてこの実家で親と一緒に暮らせていたんだろうと思ってしまうほどです。

毒親とは?まとめ

まとめ

毒親は、本人も知らず知らずのうちに子供を追い詰めてしまいます。

親はあくまでも教育やしつけ、子どものためという気持ちでいることも多いので、改善するということ自体、理解できないことも多く、根の深い問題。

家のことで苦しい、生き辛いと思うのであれば、「私の親は毒親なのだ」と考えてもいいのです。

毒親とは子供を苦しめる、子供に悪影響を与える親のこと。

認定できるのは他ならぬ子どもだけなのです。

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