誰でも無料でスマホから自分の音声を配信することができる便利なプラットフォームです。
私は2020年9月からこのスタンドエフエムを使って、ちょっとしたおしゃべりを配信しています。
今回は、スタンドエフエムの公式パートナー(SPP)制度で承認を受けた私のこれまでのスタエフでの過ごし方や、私が個人的に考えるSPPになるための条件をお話します。
目次
スタンドエフエムを始めたきっかけ
そもそも私がスタンドエフエムを始めたきっかけからお話します。
そんなの興味ないぞ~。SPPの話だけでいいぞ~。
という方は飛ばして読んでしまって下さい。
最初は本当にふとしたことで始めた
私がスタンドエフエムを始めたきっかけは実にシンプル。
Twitterで誘われたからです(笑)。
フォロワーさんが先に始めていて、「まるさんもやってみれば?」って言ってくれたんですよね。
「え~?何それ?おもしろそうだね~。」
ということで、その日のうちに始めたのでした。
そもそもスタエフって何?
ここで、スタンドエフエムの説明をしておきます。
こちらも知っているという人は飛ばし読みしてもらったら大丈夫です。
スタンドエフエムは、音声で発信ができるプラットフォームで、スマートフォンにアプリをインストールして使用することができます。
iosにもandroidにも対応していますので、お使いのスマートフォンの種類に関わらずインストールができますが、使用感と機能については2021年8月現在ちょっとした差があります。
アプリをインストールしてアカウントを作成するだけで、誰でも簡単にラジオパーソナリティのように音声を配信することができる手軽さが魅力の一つ。そのスタンドエフエムの公式パートナーのことをSPPを呼びます。
SPPにはスタンドエフエムの運営会社からの承認を得ることでなることができますが、どのような基準で公式パートナーを選出しているのかは明らかにされていません。
ただし、ひとつの目安としてフォロワー数が挙げられており、1000人以上を目安とするのが良いとされています。
SPPになることの最大の魅力は、その配信を聴かれた時間によって収益が発生するという点で、アプリを使用するユーザーの中にはSPPを意識しているという人も少なくないようです。私のスタンドエフエムの利用方法
さて、何の気なしに始めたスタンドエフエムですが、私はこんな風に使っていました。
ひとまず毎日配信をしてみた
何はともあれ配信しないと始まらないということで、アプリをインストールした初日から毎日配信をするようになりました。
スタンドエフエムには収録配信とライブ配信の2種類があるんですが、ひとまず収録配信は毎日するようにしてみました。
チャンネル名は「シンママがまるっとしゃべっちゃうラジオ」と、特に何か特別なお話をするということではなく、日々のことや副業のこと、マーケティングのことや息子のこと、そして自分の乳がんのことなど、なんでも話せる場にしたんです。
アプリを始めたころにもその気持ちなどを記事にしています。良かったらこちらもどうぞ。
息子も参加の親子配信が楽しい
シングルマザーとして息子と2人暮らしをしていると、子供が家で話せる人が私一人しかいないんですよね。
当たり前だけど。
息子が、軽度とはいえ発達障害を持っていることもあって、家での会話では小言が増えがち。
気を付けたいとは思っているけど、なかなか毎日ニコニコ過ごすことができずにいて、正直たまに参ってしまっていたんですよね。
そんなときにスタンドエフエムを始めて、親子で収録をしたりライブをしたり。ライブに遊びに来てくれたリスナーさんが息子にコメントをくれたりして、息子がすごくいい笑顔をするのを見るのが幸せな時間になりました。
リスナーさんが「えらいね」って息子にコメントしてくれることを期待してわざわざ息子が頑張った日にライブをしてみたり。
ちょっと打算的だけれど、我が家にとっては親子のコミュニケーションツールの一つとしてもスタエフが大活躍しています。
同じ目標や趣味を持つ人と繋がってモチベを高められた
リアルでは私の周りは、副業したい人もいなければハンドメイドをしている人もいません。
あ、シングルマザーはいるなあ。
でもブログをしてる人もいないし、個人としてWEBマーケをしている人もいない。
正直その環境で孤軍奮闘していると、うまくいかなくても「一人でやってるんだから仕方ない」とか、「私はよく頑張ってる」とかって、ついつい自分を甘やかしてしまいそうになります。
でも、スタエフには私が行きたいと思う方向性で私よりも先を歩く人がたくさんいる。
そうした人と、音声でコミュニケーションができるというのはすごく刺激になります。
個人的には、TwitterなどのSNSでのつながりよりも近くよりは遠いという絶妙な距離感で絶妙な距離感で関係を保つことができて、自分的にとてもちょうどいい感じがします。
大切なのはフォロワー数よりフォロー数
スタエフを続けていて感じるのは、「私は喋るよりも聞いているほうがスタエフを楽しんでいるな」ということ。
となると、好きな配信者さんを見つけたり聴きに行ったりを簡単に行うには、その配信者さんをフォローしておくのが便利です。
だから、私としては「誰にフォローされるか」、「何人からフォローされるか」よりも、「誰をフォローしているか」の方が重要。
好きな人の配信を聴き逃さないためにかなりの数の人をフォローしていますし、自分のライブを聴きに来てくれた人のことは、基本的にはフォローさせてもらっていました。
「私は配信を聴くのが好きだからフォローするけど、フォローバックをしてくださいという意味ではありませんのでご安心を。」
そう言い添えて、片っ端からフォローしていました。
スタンドエフエムをしばらく続けてみて思ったこと
と、まあ、そんな感じで、のらりくらりとスタエフを続けてきたんですよね。
では今度は続けてきて思ったことをご紹介します。
のめりこみすぎて傷つく人がいる
沢山の人の配信を聴きに行っていたので、配信者さんの感情の移り変わりにも割と敏感になりました。
何故なのか、顔が見えないお付き合いだからでしょうか。
スタエフでも一般的なインターネットでの人間関係と同じく、「アンチテーゼ」が存在します。
おそらくはきっかけは些細な行き違いでも、いつの間にか大きくなってしまった怒りの感情を匿名のレター送信という形でぶつけてしまったり、ライブにわざわざ嫌なコメントをしに行ったりしてしまう人が一定数いて、それによって深く傷ついてしまう人がいるんです。
それはとても悲しいことです。
多分、のめりこんだ人ほどそういったことが起きたときのショックが大きいのでしょう。
SNS同様、自分の振る舞いには責任を持ちたいところです。
毎日配信することに飽きちゃった
毎日配信を200余り続けた頃でしょうか。
正直、「配信するの飽きてきたな~。」って思っていました。
そこで、毎日配信することをポイっとやめてみたんです。
そうしたら、数日後に「やっぱりそろそろ配信してみようかな」と思うようになった。
私にとってのスタエフはあくまでも趣味で遊びだから、あまり自分に負荷を加えずに続ける方向で軌道修正しました。スタエフはあくまでも趣味
そう。
私にとってスタエフは趣味です。
だから、やらなくてはならないことではない。
「話したい。聴きたい。」そう思えるちょうどいいところで自分をコントロールすることが、私にとってのスタエフの正しい楽しみ方だと思っています。
何についてもそうですよね。
つまり、過剰にのめりこみすぎてもダメ。かといって、食わず嫌いももったいない。
それくらいでお付き合いするのがいいと感じています。
公式パートナー(SPP)になって変わったこと
そんな感じでつかず離れずで楽しんできたスタエフで、フォロワー数が1000人を超えたので、記念受験的な気持ちでSPPへの承認申請を出していました。
正直、誰かのためになる話もしていませんし、むしろ恩恵を受けて散るのは我が家の方。そんな感じでしたので、正直SPPになれるとは思ってはいなくて、でもせっかくフォロワー数が増えたから、申請だけしておきましょうか、くらいの気持ちだったんです。
申請から数か月は特に何の音沙汰もなかったため、申請したこと自体も忘れていたくらいなのですが、ある日突然に承認しましたというメールが届いたのでした。
ずばり、変わったことは無し!
承認をもらって、腫れてスタエフの公式パートナーとなった私。
SPPになると、自分の配信を聴いてもらえた時間に応じて収益が発生します。じゃあ、私の配信で収益が発生したのか?
答えは、「はい。発生しました」。
では、それが収入としてどのくらいの額だったかというと、もちろん額面は言えませんが、ほんの子供のお小遣い程度。
そんな私なので、SPPになったから何かが変わったかというと、全く何も変化がなく今に至っています。
実は、スタエフの中で「私公式パートナーになったんです」ということは1回しか言っていません。
更に、他のSPPの方がするように、自分がSPPであるというアピールもしていません。
だから、私がSPPであるということは、概ね誰も知らないんです。
これは、親子で配信を続けるための私のリスクヘッジであり、何かあったときに自分が、息子が傷つかないための防衛策でもあります。
せっかく日常に溶け込んでいる音声配信を、つまらない理由でなくしてしまわないよう、収益うんぬんということよりも平和に過ごすことを優先した結果がこれです。そして、私自身はこの自分の対応にとても満足しています。
私なりの、「私がSPPになれた理由」
どうして私のような地味な配信者がSPP申請を承認してもらうことができたのか?
あくまでも私の個人的な予想ですが、私のスタエフ内での立ち居振る舞いが運営サイドの求めるリスナー像と重なっていたのではないでしょうか。
配信もするユーザーでありながら、人の配信を沢山聴きに行ってコメントをするリスナーでもある。
それが私のすらエフ内でのキャラクターですが、これがそのままアプリの考えるユーザー像に合致していたのだと思います。
誰とも喧嘩せず、つかず離れず色々な人と仲良く。
「は?それだけ?」と思われますか?
はい。それだけです。
それだけのことを、途中飽きたりしつつも結局ずっと続けている。
息の長いユーザーは、スタエフ運営人としても欲しいところだと思いますし、「お行儀よくしてるみたいだから、試しにSPP承認してみようか?なんの影響もなさそうだし。」くらいのノリだと思っています。
つまり、SPPとは、テレビやYoutube、Instagramに見られるようなインフルエンサーという立ち位置ではなくて、ただスタエフを楽しんでいる1ユーザーなんです。
これからも自分のペースで続けていこうと思う
だから私はこれからも、地味な配信者の一人としてスタエフで話していくでしょう。
盛り上がりすぎず、素敵な配信者さんを発見しては喜び、自分の生活に巻き起こる様々なことを言葉にして、自分の気持ちを表現していく。
シングルマザーという生活環境上、気持ちを表現できる場所は貴重ですし、時間を選ばず話せるスタエフは私にとっては大切な居場所の一つ。親子のコミュニケーションツールとしても、息子が反抗期を迎えて付き合ってくれなくなるまでは続けたいと思っていますし、頑張りすぎず、サボりすぎず、ほどいい距離感でスタエフといい関係を続けていきたいと思っています。
良かったら一緒にお話しませんか?