適正家賃は手取り収入額の約3分の1と言われています。
賃貸で暮らす場合、シングルマザーの収入額の多くを費やすことになるのが家賃です。
できるだけ家賃を抑えたいというのが本音ですよね。
今回は、シングルマザーにとって住みやすい街がどこなのか?
東京23区の家賃で見てみます。
東京23区内で家賃が低く住みやすい街をランキングにしました。
目次
シングルマザーにとって住みやすい街ランキング【東京23区】
まずは広さ別の家賃で見る、住みやすい街ランキング。
順位 | 自治体名 | 1R~1DK家賃 | 1LDK~2DK家賃 | 2LDK~3DK家賃 |
第1位 | 葛飾区 | 7.4 | 9.2 | 11 |
第2位 | 江戸川区 | 7.4 | 9.7 | 11.8 |
第3位 | 板橋区 | 7.8 | 10.5 | 10.8 |
第4位 | 北区 | 7.4 | 10.2 | データなし |
第5位 | 足立区 | 8.2 | 10.7 | 10.7 |
総合的に家賃が安い傾向にある葛飾区が1位。
2LDK以上になると板橋区や足立区が上位になりますが、今回は総合的に見てランキングをつけました。
第5位 足立区
第5位は足立区。
足立区は東京23区の中でも東に位置していて、緑の多いエリア。
平成17年に開通したつくばエクスプレスの停車駅、「六町」「青井」「北千住」ができたことと、平成20年に開通した日暮里・舎人ライナーの駅が9駅区内にあり、利便性が向上したことで近年に人気が増しています。
足立区がシングルマザーにとって住みやすい街な訳
足立区は近年人気が増しているので新しい家がどんどん建設中!であると同時に、他の区に比べてまだ家賃が低めなことが魅力。
古くから宿場町としても栄えた足立区は、古い物件もあり、家賃の安い掘り出し物件に出会うことができる可能性があるのもシングルマザーには嬉しいポイント。
加えて、ひとり親世帯のための学習支援や、児童扶養手当受給と同等の生活水準である世帯の資格取得や就労支援など、ひとり親世帯への支援に力を入れていることが行政のHPからもうかがえます。
第4位 板橋区
下町風情が残る板橋区は、都心へのアクセスの良さと、有名なハッピーロード大山商店街などのある人気のエリア。東部東上線や都営地下鉄三田線など、都心に直結している路線が通っているのも人気の理由です。
その中にあって掘り出し物の物件が見つかるのがおすすめポイント!
板橋区がシングルマザーにとって住みやすい街な訳
仕事を探すならどうしても都心の方が見つけやすいというのが定石です。
板橋区は都心へのアクセスの良さから、通勤の便を求めるシングルマザーには特におすすめなエリア。
加えて、板橋区にはテレビに取り上げられるような激安スーパーや衝撃の安さの洋服屋さんがあったりして、節約もしやすいのが嬉しいところです。
第3位 北区
第3位は北区。
近年住みやすい街として人気の赤羽があるのが北区。
家賃で見ると赤羽はシングルマザーにはハードルが高いところですが、数駅下ったらリーズナブルな物件も見つかります。
北区がシングルマザーにとって住みやすい街な訳
北区もひとり親支援に力を入れている自治体の一つ。
2020年7月にひとり親専門の支援サイト、「そらまめ相談室」ができたばかり。法律相談までできるというから心強いですよね。
北区は区の中に都会と田舎が混在していて、遠出をしなくてもなんでもそろってしまうのが便利!
コンパクトに暮らしたいシングルマザーには嬉しい街ですよ。
第2位 江戸川区
海沿いに位置する江戸川区は、葛西臨海公園など人気スポットのあるエリア。
場所によっては東京ディズニーリゾートの花火が見えたりして、実は隠れた人気スポットが点在するエリアなんだとか。
江戸川区がシングルマザーにとって住みやすい街な訳
江戸川区内の葛西・西葛西はオフィス街で、職場の近くに住みたいという方にはもってこいの場所です。
江戸川区は子育て支援に力を入れているので、「よちよち応援隊」という家事支援制度があったり、満1歳を過ぎると予約制の保育体験が受けられたりと、充実の支援体制が魅力。
家賃としては、ファミリー向け物件は少々お高い印象ですが、お子さんが一人で、1DKくらいの物件を探しているというシングルマザーにはいい物件が格安で見つかるかもしれません。
第1位 葛飾区
葛飾区は男はつらいよでおなじみの柴又や、こち亀でおなじみの亀有を有する人気の街。
都内最大級の公園、水元公園があることでも知られています。
葛飾区がシングルマザーにとって住みやすい街な訳
葛飾区といえば下町というイメージがありましたが、それももう昔の話。
ショッピングに便利なエリアもあれば、自然豊かなエリアも。区の中に多様性があるので、遠出しなくても楽しめますよ。
また、実は葛飾区は電車の乗り入れが悪いエリアがある分、バス交通が網羅されているのが特徴。
電車の駅から離れたエリアに暮らしても、バスが充実しているので不自由なく暮らすことができる上、駅からは通いという立地で家賃は抑えめという嬉しいポイントがあるんです。
番外編 豊島区
池袋といえば都内ではない人も一度は聞いたことのある有名なスポット。
その池袋を有する豊島区を最後にご紹介します。
サンシャインなどの観光スポットもある豊島区は既出の5つの区と比較すると家賃は高め。
豊島区の平均家賃はこちら。
順位 | 自治体名 | 1R~1DK | 1LDK~2DK | 2LDK~3DK |
番外編 | 豊島区 | 10.2 | 12.3 | データなし |
うん。高い。
ではどうして豊島区をご紹介するのか?
豊島区がシングルマザーにとって住みやすい街な訳
それは、豊島区にはほかの区と同様にひとり親支援が充実していることに加え、家賃補助の制度があるんです。
家賃補助制度は誰もが使えるものではありませんが、上限金額2万5000円で支給されます。
支給対象の人であれば検討の余地があり、立地の良さから暮らしやすさや都心へおアクセスも抜群!
支給対象であるかどうかは、豊島区のHPで確認をしてみてくださいね。
収入のいい都内に住むことを考えたなら、東京都東部がおすすめ
シングルマザーにとって、家賃は本当に重要な事。
収入額に見合って、しかも子育てしやすい街で、そしてできれば広くてキレイがいい・・・!
そんな希望の物件を探すのは大変だけど、探せば掘り出し物件はあるものです。
東京23区はすごく高いイメージがありますが、東部で探すと意外といい物件が安く見つかります。
収入のことを考えても、都内で働くことを選択するシングルマザーは今も多いものです。
根気よく探してみてくださいね。
※今回家賃で参考にさせていただいたサイトはhttps://www.daiwahouse.co.jp/chintai/tokyo/souba/です。