ADHDの息子がサッカーに挑戦

小学2年生で軽度のADHDと診断された我が子。

診断をもらってから、我が家は歯車が動き出したように息子の特性に前向きに向き合うことができるようになりました。

今回は、そんな我が家に訪れた新しいチャレンジ。

息子がサッカーチームに入りたいと言い出したんです。

運動ができない息子がサッカーチームに入りたいと言い出した!

息子がサッカーチームに入りたいと言い出した

息子はとにかく運動ができません。

動くのは好きです。

だけど、すぐに疲れたと言うし、動き方もなんだかいつもちょっと変・・・?

走るのは遅いし、ボール投げは腕が回っていないし、鉄棒はお腹が鉄棒につくのが痛いと言って泣いていたし、ジャングルジムも下の方でゴチョゴチョ。

唯一、小さなころからストライダーに乗っていたからか、自転車には一発で乗ることができましたが、それ以外で体を動かすことはとにかく苦手なようでした。

そんな息子が今回なんと、サッカーチームに入りたいと言い出したんです!

サッカーチームを調べよう

息子がそう言うならということで、すぐさま近くのサッカーチームの調査開始!

とはいえ、ご近所付き合いの乏しい母子家庭の我が家には、サッカーチームの情報は中々入ってきません。

ネットで調べても、地域のサッカーチームでちゃんとしたホームページを作っていたり、検索にヒットするチームばかりでもない。

ちょっと困って、息子にサッカーチームに入っているお友達がいないのか聞いてみました。

息子憧れの男の子が入っているチームが一番近いチーム

すると、やっぱりいたんです。

どうも息子は、同じクラスのお友達に憧れてサッカーチームに入りたいと言ったよう。

そのお友達にチーム名を聞いて、さっそく問い合わせをしてみました。

同じクラスの子が入っているだけあって、我が家からも通える範囲の場所で練習をしているチームが見つかりました。

サッカーチームに体験入会に行きました

体験に行ってきた

問い合わせをしたところ、すぐにチームの方が連絡をくれて、息子は体験入会させてもらえることになりました。

サッカーに疎い私には知らないことばかり!

持ち物に「すね当て」とあるけれど、すね当てって何?どこに売ってる??

そんな感じで、どうにか持ち物を購入して、体験入会の日に備えました。

明らかに一人だけ動きがおかしい息子

体験入会に参加した息子。

みんなと同じように練習に参加します。

もちろん初めてのことだし、コーチも息子にばかりかまってくれるわけにもいきませんから、見よう見真似で覚えていくしかないんです。

息子も周りのお友達を見ながら、懸命についていきます。

でも、やっぱり明らかにみんなとは動き方が違う。

初めてだからというのとはまた少し違う、運動センスがない子の動きと言ったら言葉が悪いけれど、でもそんな感じです。

サイドステップができなかったり、小走りでドリブルしながらランニングするのができなくて歩いていたり、ブラシ掛けでみんなが走っているのに、ブラシが重たいのか走れなかったり。

でもね、息子なりにとっても頑張っているんですよ。

見ている私は頑張れがんばれと心の中でつぶやいて、大人しくしているしかできないのでやきもき。

周りの子たちの中には、下手すぎる息子を毛嫌いする子も

摩擦もありそう

グラウンドの端の方で見ていると、明らかに下手くそな息子も、練習後半の試合形式の練習ではピッチに立たせてもらっています。

そうすると、うまい子たちからすると足手まといが入ってきたってことになっちゃうんですよね。

だから、はっきり物を言う子は、息子がピッチに入ってくるのが面白くない。

「ええ~、あいつもやるのかよ!」

なんて、言ってるのが聞こえてきます。

その気持ちも分かります。

だって、まじめに練習に参加しているからこその気持ちですもんね。

心の中でその子にも謝りつつ、息子を応援するしかできない母はもどかしいです。

ADHDの特性からか、コーチの話を聞いていない!

また、そんな感じでチームで一番どんくさい息子は、更にコーチの話を聞いていない!

もちろんやる気はあるんです。でも、お友達の方が気になってしまったり、お友達が上手にリフティングしてるのを目で追ってしまっていたり。

できもしないのに話も聞いてないから余計にできない!

本当に見ていて「おいおいおい!」とツッコミを入れてしまいます・・・。

できる子が補ってくれて、少しずつサマになってるような・・・?

そんな息子、毛嫌いして近づかない子もいるんですが、クラスメイトの子や、性格が合う子がポロポロと息子を助けてくれているのも目にします。

「おい、あっちをマークするんだよ!相手の15番の後ろに立って!」とか、

「ここで味方同士一緒にいちゃだめだよ!散らばって!」とか。

ルールも分からずピッチに立っていて、ボールを追いかけているように見えて、ただ周りの子の走るほうに走っているだけの息子を、親切な子が助けてくれています。

感謝でグラウンドの片隅で涙をこらえているのはここだけの話。

子供同士のコミュニティってすごい。

こんな風に助けてもらいながら、何とかやっていけるんじゃないかという気持ちにさせてくれます。

息子も下手は下手なりに、練習に参加するごと、少しずつ動きも様になってきているような気もしたりして。

いや、他の子に比べたら全然どんくさいんですけどね。

親のひいき目というやつです。

日焼けするわしかし・・・。

ADHDの子は、個人技の方が向いていると言うけれど・・・?

昨年、ADHDの診断をもらった時にも、運動が苦手なことはADHDの特性の一つですという説明をもらっていたので、息子がこうしてチームスポーツに取り組む日が来るとは思っても見ませんでした。

親としても、運動はさせたいけれど、空手とか陸上とか、個人技を勧めようかと思っていたんです。

でも、息子本人がせっかくやってみたいと言ったことだから、そこはチャレンジさせたい。

せっかく息子が言い出したチャレンジ。応援したい!

もしかしたら、息子は今年人生初の挫折を味わうかもしれません。

もしかしたら、チームもすぐに辞めたいって言うかも。

それでも、チャレンジしようとしたことは彼にとって大切な経験になると思って、今回は息子のチャレンジを応援したいと思っています。

私も息子の練習に付き合って、ちょっとサッカー覚えようかな。ルールもよくわかってなくて・・・。

ドリブルとかパス練習なら付き合えるし、息子の頑張りに寄り添っていきたいと思います。

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