2020年の2月に乳首からの出血に気づいた私。1か月以上にわたる検査の経て、左胸に小さなしこりが見つかりました。前回の投稿で、乳首からの出血に気づいてから大学病院で検査を受けたところまでをつづりました。せっかく(?)ですので、その続きをつづっていきたいと思います。
今回は、大学病院から指定されたクリニックでMRI検査を受け、その1週間後再度大学病院へ行き検査結果を聞いたところまでです。
目次
MRIを撮りに行く
2020年3月21日(土)、大学病院から指定されたクリニックにMRI検査をしに行きました。大学病院は自宅から大体1時間の場所でしたが、今度のクリニックは1時間10分くらいかかりました。病院通いって時間がかかりますね。仕事をしていたり、子育て世代であるシングルマザーにはそれ自体が結構負担。
検査4時間前までに食事を済ませておく
MRIの日は、4時間前までに食事を済ませ、それ以降は何も食べないようにと事前に説明がありました。私は14時の予約だったので、午前10時までに朝食を済ませればOKでしたから余裕!空腹感もなくクリニックへ到着しました。
クリニックに到着すると検査着に着替えて水分摂取を勧められます。言われるままに水を飲みつつ待合室のテレビでくつろぐこと10分。すぐに名前を呼ばれました。大学病院と違って、予約の時間通りに検査が始まりました。別日になるのはちょっと驚いたけど、スムーズに検査してもらうにはこんな風に提携のクリニックに人を流すのがいいのでしょうね。
検査室では点滴をする
知らなったのですが、MRIって大きな機械の中に吸い込まれていくだけではないんですね(◎_◎;)
造影剤なるお薬を点滴で入れつつ撮影をするのだそうです。私が今回撮影するのは胸だったので、うつぶせに寝た状態で機械の中へ。実は少し、ベッドが動いて機械に入っていく様を見るのを楽しみにしていたのですが、うつぶせでしたので何も見られませんでした。残念。
機械に入る前に、看護師さんが手にラッパを持たせてくれます。機会が動き出してからもしも気分が悪くなってしまったときに意思表示するためのものだそうです。
撮影時はうるさい
MRIはただ寝ていれば済んでしまう撮影ですので、痛くもかゆくもありません。特徴といえば、ただひたすら機械音がうるさいということくらい。「ガ~~~~!」「ダッダッダッダ!」みたいな音が止んでは鳴り、止んでは鳴りを繰り返します。防音と指示が聞こえるようにヘッドホンを装着してくれますので、耐えられないようなうるささではありません。
ひとしきりうるさかったあと、ヘッドホンから「では今から造影剤を入れて撮影していきますね」と声が。え、今までのは何だったんだろ?みたいな疑問はありましたが、とにかく黙ってうつ伏せで待つのみ。
MRIを撮り終えたら帰って良し
撮影が済んだらすぐに着替えて再び待合室へ。私の場合は検査結果は大学病院で聞くことになっていましたから、クリニックに行くのは今回だけ。会計も大学病院でまとめて行うことになっていたので、会計もなく終了でした。
造影剤は尿と一緒に排出される
帰る前、受付の方から造影剤について説明がありました。造影剤は尿と一緒に排出されるので、今日一日は意識して水分を取るようにすること。お酒は飲まないこと。お風呂などは通常通りでいいことなどを説明してもらいました。お酒はダメですか。そうですか。分かりました・・・。
検査結果を聞きに再度大学病院へ
MRIを取ってから1週間後の3月28日(土)、検査の結果を聞きに大学病院へ。東京は新型コロナウィルスの感染拡大で外出自粛要請が出た週末でしたので行くかどうか迷いましたが、これは控えるべき不要不急の外出ではなく、「要」であり「急」であると思って決めました。
待ち時間2時間
病院から指定された時間に行っているのにも関わらず、待ち時間が2時間になってしまうのはなぜなのか・・・?各科の事務の方が皆さんちょっと対応がキツイ印象なのは、今時期だからなのかもとからなのか・・・?暇なのでどうでもいいことを考えつつ順番を待つこと2時間。順番が回ってきて、検査結果を聞くことができました。
結果は?「乳がんぽい」
担当の医師から伝えられた検査結果は、「乳がんかもしれません」でした。え??この期に及んでまだ「かもしれない」なんですね??と、分かっていない私としては「まだ分からないの??」という気持ちになってしまいます。
3回目のエコーでしこりを確認
MRIで造影剤を使用してやっと、乳がんらしきしこりが見つかったんですが、それを踏まえて医師が「再度エコー検査をさせてください」と言いました。この件で実に3回目のエコーです。MRIで移ったしこりの箇所を入念に確認し、「左胸、5時の方向ですね」と3回繰り返してから3度目のエコー。そしたらありました。エコーで真っ黒に映る小さな点が。
医師は画面を見せてくれて、ここの部分がね、黒いでしょと丁寧に見せてくれました。今回はこんなにちゃんとはっきりと映っているし分かるのに、これはエコーとマンモだけでは見つけられなかったんだな、と、不思議だなという印象を抱きました。
実は大学病院での前回のエコーは、担当医師が忙しいのもあって、別の若いお医者さんがしてくれました。まさかと思うけど、それも要因なのかしら・・・?エコーするのもただじゃないから、どうしても気になっちゃう。だけどもともとそうゆうものなのかもしれません。ここで短気を起こしても仕方がない。こんな時こそ鈍感力が必要ですね。はい。鈍感鈍感!
検査はまだ終わらない
次なる検査は組織検査
エコーでしこりを確認したうえで、次に進むことになったのは「組織検査」です。局所麻酔をしておっぱいに器具を刺し、しこりの部分の組織片を採取して、癌細胞なのかどうかを検査するそうです。そっか~。細胞をちゃんと検査しきるまで、明確に癌とは断定しないんですね~。そっかそっか。
担当医師自ら検査をしてくれるそうです。・・・ゆうても会うの2回目ですし、そんなに「え?先生がしてくださるんですか?じゃあ安心だ!」とかはないんですけどね。はい。
困るのは検査のたびに子供の所在をどうするか
シングルマザーが病院通い(だけではありませんが)するのに何が困るって、お子さんをその時間どうするか?ではないでしょうか?我が家の息子は現在7歳。留守番も何度もさせてきましたから、おそらくは大丈夫かとは思います。でも、大学病院に行くと平均で3時間半がかかっていましたし、行き帰りで2時間、合計5時間半もの時間を要してしまう。留守番時間としては結構な時間です。
心配だから、子供が学校や学童にいる時間を使って病院に行こうと思ったら仕事を休まなくてはならないし、仕事を休まずに病院に行こうと思ったら子供を一人にしてしまう。お子さんの人数はもちろんご家庭によるわけですが、複数人いてもまだ小さいという場合、残していく不安はさらに大きなものになりますよね。こんな時、「今度の土曜は子供たちをお願いね」なんて、気軽に旦那さんに頼むことができないシングルマザーはどうしても病院から足が遠のいてしまうのかもしれません。
まとめ
さて、今回は「やっぱ癌じゃない?」というところまでこぎつけました。次の組織検査でやっと、癌認定となる予定です。いや、なりたいみたいになってますが、決してそうではありません。でも、治療でもなく毎週毎週病院通いするのは中々の負担です。できることならはっきりさせて、治せるものはきちっと治したい。正直言って、今はこれから増えてくる息子の学費や息子の発達障害の診療のほうが頭の中の大きな部分を占めていて、自分のことで落ち込む余地が残っていないんですよね。それでこんなにあっけらかんとしていられているのかもしれません。それはそれで、今の私には救いなんでしょう。そのまま治療まで突っ走りたいです。
このブログでは、乳がんと向き合ったり、今ちょっとした不安を抱えているシングルマザーさんに見つけてもらえたらいいなという気持ちで、今後の経過もつづっていこうと思います。
次回検査は4月11日(土)です。また更新しますね。
どうぞシングルマザーのあなたも検診お忘れなく。