乳がん組織検査を初経験。方法を解説。

健康第一!のシングルマザーの一人である私、まるに見つかった左胸のしこり。前回までの投稿で、左胸の乳首からの出血からMRIでしこりが発見されたところまでをご報告しました。今回はその次、組織検査を受けてきたのでレポートしておきます。

今回のレポートは麻酔や注射などをありのままに表現しますので、苦手に思う方がいるかもしれません。このレポートは、乳がん検査を控え、不安に思う方の参考になればと思って残したいと思います。ですので、あったことをそのままご報告しようと思っておりますのであらかじめご了承ください。

4月11日(土)細胞検査

前回のMRI検査の結果と採血から2週間。今度は組織検査で大学病院を訪れました。2020年4月、東京は新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の影響で外出することがはばかられましたが、こればっかりは行かざるを得ないと思い、マスク着用で出かけました。

検査は診察室でできる

いつものごとくしっかり待たされた後、診察室に呼ばれました。麻酔をしてしこりがあるところまで針を刺しますと聞いていたので、手術室みたいなところでするのかな?と漠然とイメージしていたのでびっくり。でもちょっと安心。

診察ベッドに上半身を脱いだ状態で寝て、すぐに検査をしてもらうことになりました。

まずはしこりの場所をエコーで確認

診察台に寝るまで、具体的にどのように検査をするのか想像していなかったので、急激に心配になりました(^^;)(え、カテーテルとかの手術道具とか出てきたらどうするどうする??)とかって考えること3秒。先生がすぐに解説してくれました。

「エコーでもう一度しこりの場所を確認して、マジックでマークを付けてから胸の少し下、しこりの場所から少し離れた場所から麻酔を打ちますね。」

なるほど。承知した。どうぞ、いつでもやってください(*´ロ`*) 。

前回同様にエコーでしこりの場所を確認し、油性のマジックでしるしを書きました。しこりがある左の胸が医師から作業しやすいよう、方の下に丸めたタオルをはさんで少し体を斜めにし、医師は麻酔の準備。とがっ物の先端が自分のほうを向いているのを見るのが苦手な私は、「麻酔の準備をしますね」と声をかけてもらってさっそく目を閉じてスタンバイ。予防接種や採血でも、いつも顔を背けるか目を閉じるかで対応しています。今日は寝そべっていて顔を背けきれないので目を閉じることに。

おっぱいに直接注射で麻酔を打つ

ところが、目を閉じても中々お声がかからない。シャッとカーテンを動かした音がしたのでついつい目を開けると、

「はい。これが麻酔の注射ですよ(ニコッ)」

見てしまった~。せっかく見たので書いときますね。採血などで使う注射器よりも長くて少し太めの針の注射器です。針の長さで言うと、採血で使うものの2.5倍くらいの長さです。太さはおそらくインフルエンザの予防接種の針と同じくらいかな。

その針を乳房の少し下から刺していきます。医師が「痛いですよ、頑張ってくださいね!」と恐ろしい予告をしましたが、そんなに痛くありません。医師の腕の良さはもちろんあるのでしょうし、もしかしたら元々腕などよりも痛みを感じにくい場所なのかもしれません。(嘘かもしれません)

深めに針を刺して、乳房のしこり付近にもしっかりと麻酔を注入していきます。刺した状態で少々動かし、しこりの周り数か所に注入しました。刺した状態で動かすときには少し痛みも感じますが、「いたたたた!」というほどではありません。大丈夫。余裕です。

麻酔したらいよいよ検査

さて、麻酔が済んだらいよいよ検査開始です。歯医者での麻酔などと違って、胸は触っていなければ元々そんなに感覚があるのかどうかを意識するような場所ではありません。麻酔が効いているのかどうか、イマイチ不明なまま、検査開始となりました。

検査器具が意外と原始的

写真は撮れないのでイラストで。これまた恐ろし気な針を目視してしまい、思わず二度見。針の直径はおそらく2.5mmくらいはありました。この針は収納式になっていて、器具のお尻の部分のスイッチを押すと針の先端が「ジャキーン!!」とそこそこの音を出して1cmほど飛び出し、組織片が針の中に入るという割と簡単な仕組みになっているようです。

組織片を採取する最低回数は3回

もちろん検査によるので一概には言えませんが、今回私の場合は医師から「3回は組織を採取しますからね」と事前に教えてもらいました。心の準備もできるので私は言ってもらって嬉しい派です。結局は4回採取しましたが、事前に心構えができると不安が減りますよね。

検査器具を刺す前に、刺す場所をメスで少々切ります。麻酔がちゃんと効いているので、全く痛くありません。

エコーで見ながら慎重に器具を刺す

私は体を斜めにして寝そべった状態で、私の右側から医師が検査をしてくれました。左手でエコー、右手で検査器具を持ち、エコーで画像を観ながら場所を確認しつつ、右手で検査器具の針を刺していきます。刺しても全く痛みは感じません。なんだったら刺していることも言われなければわかりません。

医師が「ではジャキーンといきますね」と声をかけてくれ、場所を見計らってジャキーン!と音がします。この、ジャキーンの時は少し響く感じがするのと、場所によっては少しだけピリッとした痛みがあります。穴の開いた針を刺して、肉をえぐっているわけなので仕方がないかな。麻酔は偉大です。

検査後数日は湯船に傷をつけないように

採取が終わったら、メスで切った傷口を5分押さえて止血し、傷口はテープで十字に留めてくれます。さらに、大きめに折りたたんだガーゼを押し当て、胸全体を覆うようにテープでがっちりと留めてくれます。

お風呂は数日は湯船に浸かるのは下半身だけにするように。ガーゼと大きいテープは1日経ったらはがしてOK。傷口を留めたテープは自然にはがれるまで、少なくとも3日ははがさないようにと説明をもらいました。実はメスで切った箇所は寝そべった状態で切ったので見ていなくて、どの程度切ったのかまだ知りません。3日と言われたということは、それくらいで傷がふさがってくるということなんでしょう。そのころ傷も確認してみようと思います。

検査結果はまた後日

私が診察の予約日を土曜にしてほしいとお願いしていることもあって、検査結果を聞けるのはまた2週間後ということになりました。最初に左の乳首から出血してからもうすぐ2か月。やっぱり時間がかかりますね。この期間を不安に思って過ごすのはとても苦しそう。幸い私は仕事と家事に追われているし、今回見つけることができたことをとてもラッキーと感じているので、そこまで不安には感じていませんが、それでもできたら結果が早く分かったほうが助かることには変わりません。落ち着いて、焦らずに過ごしていきたいと思います。

今回は抗生物質と痛み止めの処方あり

今回は切ったり体内をえぐったりしているので、抗生物質が処方されました。化膿するのを防ぐためです。また、痛みが出たとき用に痛み止めも処方されました。

麻酔が切れた後、痛みは多少、傷のところを押すと少々痛いのと、心なし腫れているかな?という感じです。ですが、すごく痛んだりするわけでもなく、事前に思っていたよりずっと気軽な検査だったという印象でした。

まとめ

今回は、組織検査の方法についてレポートしました。実際に乳がんとなった場合、乳管がんという非浸潤型の癌で手術が必要になります。良性腫瘍の場合は乳頭腫という病名となり、付近の乳管を切除する手術ややはりベターということになりそうです。

結果が分かる2週間後まで、また落ち着いて日常を大切に過ごしていこうと思います。

このレポートは、同じように検査を重ねてどっちつかずな状態の方が見て、少しでも不安を取り除けたらいいなと思い作成しました。どこかでどなたかの参考になったら嬉しいです。

おすすめの記事