身内が発達障害。辛いこともありますね。
先日息子が軽度のADHDと診断され、我が家の発達障害とのお付き合いが始まりました。
今回は、発達障害児をシンママとして育てる中で感じる苦しさや怒り、悲しみなどとどのように付き合っていったらいいのか、どんな時が辛いのかなど、シングルマザーである私の正直な気持ちを告白します。
目次
うちの子はADHD
具体的にADHDという名前のある発達障害に分類されたのはつい最近のことだけれど、息子の特性とは彼が生まれてからのお付き合い。ずっとずっと「うちの子は他の子たちとちょっと違うな」、「この子には何かあるな」、「どうしてうちの子はこうなのかな?」と、ぐるぐると考え続けてきたんです。
息子のことが理解できないことがある
どうしてうちの子は他の子と同じようにできないの?
そう思うこと、正直何度もありました。
私がずっと感じている、息子についての理解できないところはこんなところです。
絶望的に片付けができないところ
息子は片付けができません。部屋が散らかっているとか、出したものを片付けられないとか、そうゆうレベルはちょっと超えています。
開けた引き出しが戻せないからタンスの引き出しは気づけば全部開いているし、どんなに大切なものでも簡単にどこにあるのか分からなくなってしまう。
リュックの中は常にゴミでいっぱいだし、週末はランドセルに上履きをそのままねじ込んで持って帰ってきたりして・・・。プリント類はきれいな状態で持ち帰ったことがありません。
ただ二つに折って持ち帰ればいいだけのプリントを、どうしてぐしゃぐしゃにしてしまうの?どうして引き出しを開けっぱなしにしてしまうの?上履きをそのままランドセルに入れて気持ち悪くないの?日々、理解できないことの連続です。
思ったら自分を止めることができない
息子はADHDの特性なのか、「こう」と思ったことを思いとどまることができません。
ダメだと分かっていたはずなのに嘘をついて出かけたり、歯ブラシの毛を歯で抜いたり、鉛筆を無茶苦茶に噛んでしまったり、何かをいじりだしたら壊れるまでやめることができないこともある。
自分だけで変わった行動をしているだけならいいのです。親として辛いのは、息子が特異な存在として周りの大人から見られているときです。
公園で遊んでいても、お友達を見つけたり知らない子と一緒に遊びだしたりして、必要以上に大きな声を出し続けていたり、その子の親御さんにグイグイ話しかけて行ったり、そうゆうときにその方から「変な子」という顔をされてしまったり、引いているのが伝わってきたりすると、心に重たいものが落ちてきたような気持になります。
忘れ物、忘れ物!忘れ物!!
どんなに細かく忘れ物をチェックしても、こちらの努力をあざ笑うかのように忘れ物をしてくれるのもADHDの特徴のようです。
家から持参することを忘れることは防ぐことができたとしても、学校から持ち帰るのを忘れられてしまってはどうしようもありません。
忘れ物について注意されたことも忘れてしまうし、話を聞いていないから返事したそばから質問してきたりして・・・。
どんなに宿題を頑張ったとしても、先生に見せないと「頑張りました」のハンコをもらうことはできないのに、肝心な時に呆けていて先生に見せるのを忘れてしまうなんてことも多くて、どうして自分の頑張りを見せないの?褒めてほしくないの?と、私頭の中は「?」マークでいっぱいになってしまいます。
その息子が今回しでかしたことが、どうしても理解できない
そんな息子が今回したことが、私にはどうしても理解できないし、正直許せない。ここだけでこっそりとお話します。
息子のふでばこの中の鉛筆が、全部バキバキに折られていたんです。息子に聞いたら、お友達とふざけて折ってしまったと言うんですよ。
すごくショックでした。お友達とふざける中で、自制がきかなかったのかもしれない。調子に乗りすぎるのも息子の特徴なので、想像はつきます。
でもね、やっていいことと悪いことがある。我が家は鉛筆一本買えないほどに逼迫した経済状態ではないけれど、物を大切にしないところは本当に理解できないし、許せない。
理解できないということはこれまでにもたくさんあったし、そうゆうものなんだからって自分に言い聞かせてきたけれど、許せない気持ちを息子に対して抱いていることに戸惑うし、悲しい。
自分の気持ちも整理できないし、息子のことをどうしていいか分からないし、こうゆうときは本当に参ってしまいます。
こっそり泣いて元気になる
シングルマザーだから、この話を話せる人はいない。親しい友達なら聞いてくれるだろうけど、こんなことを言ってどう思われるのかも気になってしまって言えない。
だから、こっそり一人で泣いて、泣いて、泣いたら復活したい。結局そうして自分で処理しないとですもんね。
あと何年かしたら落ち着くのかな。明日はちゃんと笑顔で息子と話せるかな。色んな考えが頭の中を埋め尽くしますが、今日という一日を何とか過ごすしかない。頼れる身内はいないのだから。
さ、もう少し泣いたら元気になります。
明日も頑張ろうっと。