あなたの離婚した、もしくは離婚したい理由は何でしょうか?当サイトの運営者、マルの場合は元夫のモラハラに金銭感覚の違い、マザコンに…etc、と、いくつかあったのですが、離婚問題が片付くまでにかかった期間が丸2年。その間は別居していたのですが、その2年の間にも元夫の人として残念な部分をまざまざと見せつけられ続けたからなのか、元夫を見ただけで具合が悪くなるようになってしまいました。
私の場合は調停離婚だったのですが、ものすごく遠くに元夫の姿を見ただけで動機が激しくなり、目が回り、気持ちが悪くなってしまって、近くの病院のロビーに駆け込んで身を隠したこともありました。そんな私でしたので、当時は面会交流を始めたら元夫と顔を合わせなくてはならないのかということが不安に感じられたものです。今回は元(現)夫に会うのが怖い、不安と感じる方に向けて、面会交流についてご紹介します。
面会交流は子供の大切な権利
面会交流は子供のための権利です。両親が離婚し生活が別々になっても子供たちが「親から愛されている」と感じられるための大切な機会です。だから可能ならばちゃんと会わせてやりたい。ところが実際は、元配偶者が養育費の支払いをしたくないために音信不通になり面会が実現しなかったり、仕事の都合ばかりを押し付けてきて日程が決められなかったりと、うまくいっていない方も多いのではないでしょうか。ただでさえ日々の生活だけで大変なシングルマザーですから、これ以上面倒ごとを増やしてくれるなよ!と拳を振り上げたくなりますよね。そんなとき、面会交流に力を貸してくれる団体があるのをご存じですか?
公益社団法人 家庭問題情報センターに頼るという方法がある
公益社団法人 家庭問題情報センター、通称FPIC(エフピック)は、” 別居や離婚によって、別れて暮らす親子が会えなくなったとき、FPICのルールに沿った面会交流を援助 ”(※FPIC公式ウェブサイトより引用)してくれます。※援助は有料です。面会におけるFPICの援助内容はいくつかあり、面会中ずっと子供と行動を共にしてくれる「付き添い型」、直接連絡を取ったり会うことが難しい元夫婦の間に入り、当日の子供の受け渡しをしてくれる「受け渡し型」、事前の日程調整などを当人に代わって行ってくれる「連絡調整型」などが主となっています。元配偶者から暴力を受けていて精神的、肉体的に追い詰められた経験から、直接面会の場で顔を合わせることが難しいなど、面会交流の実施に困難を感じる時には頼れる存在になってくれるかもしれません。
FPicの利用には審査がある
支援を受けるには事前に夫婦それぞれに面談を実施してもらう必要があり、援助が必要と認められた場合に申し込みをすることが可能です。そのため、望めば誰しもが申し込めるというわけではありません。
ずっと利用できるわけではない
また、ずっとFPICに頼って面会を続ければいいのではなく、あくまでも子供の親である父母がいずれは自ら面会交流を行うことができるようになるための手助けをしてくれる機関と考えるのが妥当です。ですから、当初は付き添い型で援助を受けていても、毎年ある更新ごとに「受け渡し型」や「連絡調整型」への移行が可能かどうかのヒアリングなどがあります。
とはいえ、離婚後しばらくは落ち着かない毎日を過ごすことになるシングルマザーです。この上面会のことでストレスを倍増させるくらいなら、このような機関の手助けを借りて、安心できる面会交流からスタートするというのは一つの選択肢です。
FPICに申し込みができるのは、あくまでも夫婦がどちらも面談を受けた場合に限られてしまいますから、もしも元配偶者が音信不通であったり、このような第三者機関を介した面会交流を嫌がる場合には支援を受けるのは難しいかもしれません。ですが、FPICでは面会交流の他、夫婦問題や離婚、子育てなどの相談も受け付けてくれています。もしも今つらくて、相談相手を探しているなら一度試しに電話相談に電話してみてもいいかもしれません。
離婚て本当に大変。結婚の何倍も大変とはよく言ったものです。一人で全部抱えてしまわないよう、助けを求められそうなときはどんどん周りの協力をもらって、今日もできるだけ楽しく、楽に過ごしていきましょう。私の場合もFPICにお世話になり、もちろんすべてに満足しているわけではありませんが、離婚直後で精神的にも疲れ切っている最中の面会交流ではずいぶんと助けられました。
どなたかの参考になると嬉しいです。