シングルマザーは賃貸契約が結べない?そんなことないって!!

離婚を決意した人、離婚していて今は実家にいる人、DV被害を受けてシェルターに避難している人など、一言でシングルマザーと言っても状況は人によってさまざまですよね。もともと仕事をバリバリしていたワーキングマザーもいますし、結婚期間中は専業主婦でしたという方ももちろんたくさんいますよね。

潤沢な収入がある方を除いて、「シングルマザーって賃貸アパートが借りづらいんじゃないの?」というイメージを持っている方が多いようです。私も何度かそれを聞かれたことがあります。答えは「そんなことないって!!」です。シングルマザーでもちゃんと賃貸物件は借りられます。

ではなぜ、シングルマザーにとって賃貸契約のハードルが高く感じられてしまうのでしょうか?それは、収入と保証人に心配があるから。離婚まで専業主婦だった方にはそれまでの給与所得がありませんし、親が高齢だったりリタイヤしていたりで連帯保証人になってもらいづらい、などの理由から難しく考えてしまう方が多いようです。今回はもしもの時にシングルマザーが賃貸物件に引っ越しできるために備えておくべき条件を考えます。

これがあれば安心な「賃貸契約の条件」①:仕事

賃貸契約をするには、何はともあれ仕事をしている、安定収入があるというのが何よりの安心材料です。もちろんその後の生活を考えて、正社員雇用が一番の安心材料ではあるでしょうが、もちろんパートやアルバイトでも構いません。とにかく固定収入があるというのが大切なことなんです。賃貸契約時には勤務先を記入しますから、記入先があるのが大事です。

では、仕事をしてさえいればいいのかというと、念のため考えておきたいのが月額の収入総額。賃貸契約を交わすためには、家賃の支払い能力があることを示す必要がります。給与だけでは十分な額と思えなくても、取り決めがあるなら養育費と、行政からの助成金(自動手当や児童扶養手当)も収入に含めた形で計算してくれる不動産屋さんもありますからあきらめずにまずは相談してみることが大事です。

これがあれば安心な「賃貸契約の条件」②:貯金

もしも今はまだ仕事を初めてはいないけれど、どうしても引っ越しをしなくてはならないという場合、休職中でも賃貸契約は可能です。ただしその場合、向こうしばらくの生活と家賃の納入に困らない程度の貯金があることは前提になってしまいます。

お子さんと一緒に生活するわけですから、毎月それなりの金額がかかります。例えば家賃込みで20万円を毎月支出しなくてはならないなら、その半年分くらいは貯金が欲しいところ。「現在は仕事をしていないけれど今探しているところで、その間の生活には困りませんよ」ということが示せれば受け入れてくれる不動産屋さんはあります。

これがあれば安心な「賃貸契約の条件」③:賃貸保証会社

最後は賃貸契約を交わす時に必要な連帯保証人をだい越してくれる賃貸保証会社。近年使用する不動産屋さんが増えましたね。親が定年して無収入となり、連帯保証人を頼むことが難しかったり、親せきや知人とのトラブルを嫌って保証人になってもらうことを頼めないケースが増えたことで、賃貸保証会社が活躍してくれるケースが増えました。

シングルマザーの場合も、離婚時に親とのトラブルを同時に抱えてしまう人も少なくはないようですし、この保証会社が間に入ってくれると契約時大いに助かります。

ただしこの賃貸保証会社は、親や知人に頼む連帯保証人と違って費用が発生します。大体、家賃の半額から1か月分に相当する額を契約時に納入するケースが多い用です。この場合にも、先述の貯金が必要になるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?ひとまず費用が何とかなりそうならば、シングルマザーでも賃貸物件は当然借りることができます。もしもこれからの離婚を検討しているなら、今のうちから配偶者の知らない貯金を作っておくべきです。

賃貸とはいえ自分の城。生活の基盤になりますから、あきらめずに不動産屋さんに当たってみてくださいね。

どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

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