乳がん手術後のブラジャー

1月に乳がんで左乳房の部分切除手術を受けた私、シングルマザーのまる。

入院中、部分切除者向けのブラジャーについて教えてもらいました。

今回はブラジャーについて。

乳がんとブラジャーのことを関連付けて考えられていなかった私

ブラジャーのことは全く考えていなかった

そもそもですが、私は病院で看護師さんからブラジャーのことについてお話を聞くまで、退院後のブラジャーのことは全くと言っていいほど考えていなかったんです。

手術を受けて胸の形が変わるのだから、当たり前にブラは合わなくなるはずなのに、きっと考えたくなかったんでしょうね。

これからしばらくはこれまでのブラジャーは着用できない

部分切除をした乳房は、それまでと形が変わってしまいます。ボリュームが少し減るので、普通にブラジャーをするとガバガバになってしまうケースも。

加えて、手術の傷跡にブラジャーのワイヤーが当たってしまったりするので、傷が治るまではワイヤーブラもNG。

私が普段愛用していたのは、いわゆるカップインキャミソールという物。

激盛れというキャッチコピーにひかれて、ツーハッチというお店のキャミソールを愛用していました。

カップインキャミソールなのにワイヤーが入っていて、しっかり寄せて上げてくれるんです。

そう。これが使えなくなってしまったというわけです。

傷口の場所によっても条件が異なる

切開はここ
ここを切開したんです

私は手術に当たって、真正面から見たら傷が見えにくいという理由で乳房の付け根に沿って切開をしてもらうことを選択しました。

これだと余計に傷が完全に治るまではワイヤーブラは痛くてつけられませんよということだったので、術後用のブラジャーが別で必要になったんです。

部分切除者用のブラジャーというのがある

術後は部分切除者用ブラジャーというものがある

入院中、看護師さんから女性下着メーカー各社から出ている専用下着のカタログを見せてもらいました。

数は少ないですが、ちゃんと部分切除者専用ブラというのがあるんです。

専用ブラジャーに加えて、切除者用パットもある

部分切除者用パット

専用ブラに加えて、部分切除者は乳房の形がいびつになることが多いこととボリュームが減ってしまうため、ブラジャーが浮いてしまったり、洋服の上からきれいな胸の形にならなかったりといった悩みを持つ人が多いそうで、そういった悩みを解決するためのシリコンパットもあります。

切除した胸に当てて、その上からブラジャーを装着するわけです。

専用ブラは、高い。

でもですよ。

専用ブラは結構なお値段がします。

いや、通常の有名メーカーのブラジャーを買いなれている方には別に特段高くはありません。

価格にして、5,000円~7,000円くらいのものが多かったです。

ですが、シンママの私は普段そこまで下着にお金をかけていません(泣)

正直言って、私には手の届かないものだなと感じてしまいました。

市販のものでも代用可能!

幸い、私はそこまでボリュームが減ることもなく手術を終えましたので、パットは必要ないかなと思っています。

それにブラジャーも、専用ブラを買わなくても、市販のスポーツブラのような形のもので十分代用できます。

ようは、傷付近を圧迫しないことと、寄せてあげないこと。

その2つを叶えてくれるブラなら、専用の品でなくてもいいんです。

結局私は某量販店で、ちょっと年配の方をターゲットにしたであろう柔らかい素材のブラジャーを選びました。

本当にこれまでのブラが使えないのか試してみた

実は、退院後に、本当にこれまで使っていたワイヤー入りブラが使えないのか試してみたんですよね。

傷もふさがってるし、もういけるんじゃないかと思って。

痛くはないけど違和感がある

これまでのブラジャーを着けてみた

つけてみた感じ、痛くはありません。でも、なんだか着け心地に違和感がある。

何となく傷口のあたりがごわつく感じ。

私は手術後、胸に水が溜まってしまって、胸がカチコチに張ってしまったんですが、それも違和感の原因でした。

でも、傷の縫い跡がもっと馴染んで、張りが取れれば元のブラも使えそうな感じです。

ちょっとボリュームが足りない感じはしますけどね。

ワイヤーブラも傷跡がなじんだらいけそうな感じ

部分切除は、人によって切除の範囲も全く違いますし、切開する場所も違うことがあります。

だから一概に言えないけれど、切除の範囲が大きくなければ、元のブラをパットと組み合わせて使ったりすることも十分できそうだな、と今回思いました。

切除してボリュームが減ってしまうだけに、寄せて上げるブラもできればつけたいですもんね。

まずは回復するのが第一。

傷や胸の張りが完全になくなったらまた、使えるブラジャーを探してみようと思っています。

おすすめの記事