乳がんと診断されたのが4月25日。その翌日からホルモン剤を飲みだして、28日目の朝で薬がなくなりました。再度癌の様子を見てもらうため、大学病院に診察に行ってきました。今回も診察結果と今後の治療についてレポートしておきます。
毎度とっても長い待ち時間が気になって、今回は朝一番の9時に予約を入れました。さすがに最初の予約なら待たないだろうと高をくくっていたのですが、結局診察室に入れたのは11時。みんな朝早くに受付しに来るんですね。きっと。新型コロナウィルス感染拡大が鈍化して、首都圏の緊急事態宣言解除が見え始めているとはいえ、まだまだ気を緩められる状況ではありませんから、待ち時間は短いほうがいいのですが、そうもいきません。
癌が小さくなったかは、微妙
診察室でエコーで見てもらったところ、医師のコメントはこうでした。
「あら？消えたかな・・・？あ、ああ～、あった。小さくなったといえば、なった・・・かな？」
なんだそれ、微妙！！
もともと小さな癌でエコーでは発見できなかったくらいなので、小さくなったかどうかを調べるのも大変なようです。それでも組織検査をして組織片分減っていることもあって、多少減っていてエコーで見る限り、影が薄く小さくなっているようでした。
まだ薬を飲んで28日ですから、劇的に癌が消えたとか何か効果が出たということは期待していませんでしたから、この医師のリアクションにも特に疑問は抱きませんでした。
が、ここで医師も迷ってしまうのが今後の治療方法です。服薬だけでも良さそうな感じもするし、注射したらまあそのほうが効果は見込めるだろう。という、なんともどっちつかず。「どう思いますか？」なんて聞いてきちゃう始末です。
手術するとき、乳房の温存ができる限りできたほうが嬉しいので、そのためには注射もしたほうがいいのだろうという私の要望により、リュープリン注射も併用することになりました。
注射でリュープリン投与をしました
リュープリン注射。何そのかわいい注射？という名前ですが、注射後ずっと体内にとどまり、エストロゲン（女性ホルモン）の働きを止め続けてくれるという、素人からしたら「そんなことがなぜできるんだ？」なお薬です。
リュープリンは皮下注射をするお薬なので、採血などの時と違って、血管ではなく二の腕やおなか、お尻などの皮膚の下に注射を打ちます。私は二の腕にしてもらいました。
リュープリンがどうして1か月もの間体内にとどまって作用し続けることができるかというと、こんな仕組みになっているから。リュープリンは注射器の中では白い液体なのですが、体内に投与されることでゲル化します。そのゲル化したリュープリンが少しずつ溶けて作用することで、効果が長く続くわけです。ほう。
ゲル化したリュープリンのことを、私の体が異物だと判断して、リュープリンを取り囲むように肉芽腫を形成することがあり、それができると注射したところが腫れることがあるので、お風呂で洗うとき以外にはあまり触らないようにと看護師さんが教えてくれました。
今回は副作用がどの程度出てくるのかを試す意味もあって1か月効果が続く注射でしたが体との相性がいいようなら3か月程度続く注射に切り替える可能性もあるそうです。
いよいよ副作用は避けられなさそう
このリュープリン、副作用は多かれ少なかれ出てくるようで、代表的なものは更年期症状のイライラと発汗。※これも看護師さんのうけうりです！
人によっては頭痛や気分の落ち込みもあるそうで、これからこのリュープリンを使用している間はできる限りリラックスして、仕事も詰め込みすぎず、何なら有給なんかも活用して過ごそうかなと思います。
副作用が出てきたらまた、レポートできたらなと思っていますが、その時イライラしているんでしょうか・・・？そのイライラがブログに表れてしまったら・・・ちょっと面白いかもしれませんね。
次回は自宅近くの乳腺外科で経過をチェックしてもらう予定
さて、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が続く中の度重なる通院でしたが、これを最後にいったん大学病院とはお別れし、自宅近くの乳腺外科（最初に診療を受けたところです）で経過観察をしてもらえるよう、医師が紹介状を作成してくれました。半年程度お薬を続けてから手術の判断をしますので、また半年後、大学病院に行く予定です。待ち時間が長いこともあって、通院だけで一日の大半を費やしてしまう感がありましたから、単純に時間短縮ができるようになることはシンママ的には助かります！
まとめ
今回はこのような感じで、治療に使うお薬を一つ追加しました。正味、副作用含めこれまでは準備運動。これからが本番だと思っています。
仕事をしながら、体調ともぼちぼち相談しつつ、適度に運動しつつ、気負わずに過ごしていきたいです。
