2016年の「全国ひとり親世帯等調査」によると、全国の母子家庭は約123万2000世帯に上ります。その数、父子家庭の18万7000世帯の約6倍!
また同年の人口動態調査では、その年に結婚をしたカップルの中で夫婦のどちらかが再婚であった再婚率は実に全体の26.7%。一定数の人は離婚をしても再び結婚をしているわけなんです。
この数字、シンママのまるとしては夢のある数字だなと感じる反面、みんなすごいな・・・と口が開いちゃう数字でもあります。今回は、モラハラで離婚したシンママの目線から、離婚後の恋愛と結婚を考えてみます。
目次
モラハラで離婚したときの気持ち
私はモラハラ・DVを受けて離婚しました。ほかにも理由はいくつかありましたが、恋愛に影響するという意味ではモラハラとDVが大きな要因かと思います。あれ?元夫は極度のマザコンであるシスコンだったんですが、それも影響するかな?
とにかく、離婚直後の気持ちは「もう結婚なんてコリゴリ!絶対もうしない!」でした。
だって、入籍までは元夫は割と普通の人だったんですよ。なのに、籍を入れたとたんにマウントを取るようになり、暴言を吐くようになり、大声を出したり壁を殴るようになり、物を投げるようになりました。だから、当時の私は「結婚は人を変える」と感じていたんですよね。
元夫と同じ言動をするメンズに対して反発心を抱く
元夫はやたらと自分という人間にのみポジティブな人でした。例えば、仕事がとてもできると自慢してみたり、普段しないことも自分はやればササっとできてしまう。といったように、「俺万能説」を唱えていたんです。
ちなみに言いますと、元夫はそんなに仕事ができるタイプではありませんでした。いわゆる芽が出るのが遅いタイプ。ちゃんと努力すれば開花しそうなくらいにはできるのに、「俺万能説」の信者だったので、努力したほうがいいと思えなかったようです。だから成績はいつも中の中の下。
話が逸れましたが、元夫は自分が頑張ってる感を周りにアピールするのが大好きでした。子供の世話を沢山しているから自分はイクメンだとか、家事は半分やっているとか。もちろんそんな事実はありません。もし、出勤ぎりぎりで起きてきて、子供に声をかけることが世話するというカテゴリになるならばあるいはイクメンだったかもしれませんし、不潔だった元夫は何でも散らかし放題でしたので、散らかすのが夫の担当、片付けるのが私の担当というように分担しているつもりだったのならもしかしたら半分家事を担当していたと言えなくもないかもしれませんが。
そんなこんなで、離婚直後の私は「イクメン」や「家事分担」を自称する男性をアンチ認定するようになりました。親なんだからお前が面倒見て当然だろう、と、口にこそ出しませんでしたが明らかに顔が語っていたと思います。お前の家なんだからお前が全部やれよ、とも顔が語っていたはずです。でも、実際男性も育児も家事もちゃんとやる人、最近は多いですよね。だから、何も悪いことじゃなかった。ただ単に私がトラウマをもってしまっただけで。
離婚の後遺症か、恋愛ドラマが観られない
同じくトラウマなのか、恋愛もののドラマを観たいと感じなくなりました。観たくないといった方が正しいです。主人公が辛い目にあうのを見るのが辛くて、気持ちが暗くなってしまうからでした。最初から最後まで楽しいだけのラブコメとかだったら観られたと思いますが、そんなドラマ、ありませんもんね・・・(><)
ここ1年くらい(離婚から約4年)で、やっと気にならなくなってきましたが、モラハラが自分に落とした影がこんなにも色濃いのかと感じるエピソードでした。
仕事相手としても何となく男性に対して厳しい目を持つようになったかも
そんな感じで何となく男性に対してアンチ的な感情を抱いていましたので、仕事やプライベートで男性と関わるときにも何となく厳しくなってしまったように感じます。相手が女性だったらなんでもなかったことが、男性が相手というだけでカチンと来てしまったり。
そんな自分に困ってしまって、すごく人付き合いに気を遣うようになりました。深く関わってしまって相手の男性に暴言を吐いてしまいそうな自分への不安をいつも抱えていたんです。自分が暴言を吐かないか心配って、結構ヤバめの人ですよね。私ですが。
離婚から時間がたった今の気持ち
そんな風にトラウマ満載だった私も、時間をかけてアンチ男性を徐々に抜け出して今に至ります。時間が解決するというのは本当ですね。
じゃあ、アンチ男性を克服した今、恋愛したいか?というと・・・?
恋愛したい気持ちがないわけじゃない
恋愛したくないという気持ちはもうありません。強いてどちらかに決めるならば、「いい人がいれば恋愛したい気持ちがなくもない」というくらい。でも、一度結婚に失敗している私ですし、今は子供もいる身です。相手に求める条件は狭くなりますし、よほど「この人!!」という人がいない限り恋だの好きだのということはないんじゃないかと思っています。
もともとが恋愛体質じゃない
そもそも私はもともとの性格からして恋愛体質ではありません。基本的に人を恋愛対象としてみるということは若いころからありませんでした。
もちろんちゃんと淡い恋は経験してきましたし、思春期には一丁前に切ない恋にひたってみたりもしましたよ。失恋したら次の恋!みたいな恋愛にどん欲なタイプではなかったということです。
本当は心の奥に持っている、もう一人子供を授かりたかったという思い
実は今も心の中にひっそりと持っている、子供をもう一人授かりたかったという気持ちも、恋愛というものから私を遠のかせている気がします。妊娠や出産は、恋愛や結婚の先にあるものです。最初から出産のことを考えて恋愛をする人はそんなにいはいませんよね。
子供が欲しいという気持ちを持っている私が男性を恋愛対象として見るとき、その人自身のいいところや性格などよりも、年齢や年収、家族構成など、条件面が気になってしまいそうな気がしていて、それらは恋愛とはまた別ものなのではないかと思ってしまうんです。
本当に好きになれたら再婚することだってあるかも
こんな感じで、今はアンチ男性というトラウマからは解放されたと思っていますが、恋愛をするにはなかなかまだ遠いと思います。
これまでも時間が私を癒してくれたように、これからも時間がたつごとに気持ちは変わっていくでしょうから、いつかまたこの人!という人に出会ったらその時はまた恋愛したいです。それが50代や60代でもいいから。
そう思えるようになった私を見たら、たぶん離婚直後当時の私は驚くでしょう。今はそんな風に変化した自分を喜ぶことで精いっぱいなのかな。