毎年6月に入るころになると手元に届くのが児童手当の現況届。
我が家は東京都内在住なので、児童育成手当の現況届と一緒に届くことが多いです。
この現況届、毎年億劫だなと思っていたんですよ~~~。その児童手当の現況届がついに今年から廃止になったそう。
では児童手当の現況届廃止について、確認してみましょう。
目次
2022年から児童手当の現況届提出が廃止
2022年6月から原則として児童手当の現況届の提出が廃止となりました。
各家庭へは毎年時期になると現況届が封書で届いていた自治体が多いことと思いますが、うちの自治体は今年は封書に現況届廃止についてのお知らせが入って届きました。
正直、毎年毎年この現況届、ちょっとした手間でした。大変なのかというとそうでもない。
書類を1枚記入するだけです。
切手を貼って郵送すればいいからそこまでの手間ではないのだけど、日々忙殺されている状態で届くと、
なんて思っていました。
手当を受ける側の態度ではありませんね・・・。
でも、実際そうしたほんのちょっとした負担がチリツモで生活を圧迫することってあると思うんです。
だから、ついに現況届が廃止と知って、
と大層喜びました。
児童手当の現況届廃止の目的は
さて、児童手当現況届廃止の目的は、「令和3年児童手当見直しに関する全国説明会資料」に記載されていました。
更に別添の「子ども・子育て支援法及び児童手当法の一部を改正する法律等の施行について」に詳細が載っています。
令和3年10月1日施行の法律だったのですね。
すみません、翌年の現況届の時期まで全く把握していませんでした・・・
改正法による児童手当法の一部改正に伴う必要な規定の整備を行うとともに、併せて、受給者の負担軽減等のため、令和4年分から、現況届の一律の提出義務を見直し、市町村長が、届出により届けられるべき内容を公簿等によって確認することができるときは、現況届を省略可能とする規定を設け、現況届の提出を原則不要とすることとする。(児童手当法施行規則第4条第3項関係)
内閣府子ども・子育て本部統括官「子ども・子育て支援法及び児童手当法の一部を改正する法律等の施行について」第2-4より引用
内閣府子ども・子育て本部統括官の資料によると受給者の負担軽減のためとあります。
また、Yahooニュースなどを見ていると、
2022年6月より、児童手当の現況届提出が原則廃止となりました。毎年提出する手間を省くほか、行政の事務手続き簡略化が目的とされています。
Yahoo!ニュースより引用
とあるように、行政側の事務手続きの簡略化も目的の一つのようです。
みんなのためってことなんですね。よきです~!
児童手当の現況届提出廃止は例外があることに注意!
みんな嬉しい児童手当の現況届の提出廃止ですが、中には提出義務が残る場合もあるので要注意。
このような人は引き続きちゃんと現況届を提出しないと児童手当が受け取れなくなってしまいます。
このような人は児童届の現況届が必要
・ 住民基本台帳上で住所地を把握できない、法人である未成年後見人
内閣府子ども・子育て本部統括官「子ども・子育て支援法及び児童手当法の一部を改正する法律等の施行について」第2-4より引用
・ 児童手当法第4条第4項の支給要件に該当する者(いわゆる同居父母)のうち6月
1日現在で配偶者と離婚協議中である一般受給者
・ 住民基本台帳上の住所地以外の市町村で受給している DV 避難者
・ 児童手当等に係る戸籍及び住民基本台帳上に記載のない児童(いわゆる無戸籍児童)
に係る一般受給者
・ 施設等受給者
・ その他市町村等で現況届の提出が必要と判断された者
一つずつ分かりやすく言い換えてみるとこうです。
・住民票で現住所が確認できていない、法人である未成年の後見人(自治体により里親を含む場合があり)
・現在離婚協議中で配偶者と別居している人
・児童手当を住民票の住所とは別の場所で受け取っているDV避難者
・戸籍を持たない児童がいる場合
・施設などで受給している人
・その他、「あなたは現況届の提出が必要ですよ」と言われた人
ということのようです。
ほうほう。
児童手当には受給に際して所得制限があるので、所得が基準を超えたら・・・?と思いましたが、それは行政がちゃんと把握しているようです。
そりゃそっか。
このまま育成手当や児童扶養手当も現況届を廃止にしてほしい!
子育て中の忙しさは毎度毎度予想外のことが起きまくってくれやがって、情緒が整う暇もありませんよね。
うちはADHDの息子に毎日私のイライラはジェットコースター状態!
そんな中の現況届の提出って、手間自体は本当にちょっとしたことなんですが、
とか、
なんてことになりがち。
え?私だけなんでしょうか?
私の場合、夜は本当に疲れてしまうしもう何もしたくない気持ちになってしまうので、仕事の昼休みを使って書くことが多いです。
それはそれで仕事の昼休みを削っていてどうなのか・・・?と思っていました。
だから、現況届の提出が廃止になるのは本当にありがとう!!です。他にも子育て関連の手当として、育成手当と児童扶養手当がありますよね。
今はIT社会な訳ですし、源泉徴収票を毎年提出している訳だから、所得制限が児童手当で行政側で自動的に判別できるならば育成手当と児童扶養手当もいけるのではないかと思ってしまうのですがどうなのでしょう?
システム改修などが必要でしょうから、なんでもいっぺんにとはいかないでしょうが、少しずつ子育て世代の手間と役所の手間が削られて、みんながちょっとずつ幸せでいるといいなと思っています。
さ、明日も頑張りましょう!