ステージゼロの乳がんでホルモン剤治療を続けてきた私、シングルマザーのまる。
この度、いよいよ癌を取り除く手術を受けるために入院しました。
入院生活を1日ずつレポートにしています。今回は2日目。
目次
入院レポート(2日目)
私は枕が変わろうが、環境が変わろうが、どんな場所でもぐっすり眠れる神経の太いタイプの人間です。入院中もばっちり眠りました。
7時起床。午前中に診察を受ける
病棟の起床時間は朝7時。大体6時半には覚醒していて、大人しく看護師さんが「起きましたか~?」と来てくれるのを待ちます。
同じ部屋で入院している人も乳がんの方だったんですが、その方は抗がん剤治療もしていて私よりもステージが高いことが一目瞭然でした。だから、私はできるだけ迷惑をかけずに大人しく過ごそうという気持ちでした。
午前中は、翌日の手術前の最後の診察を受けます。
エコーで癌を確認しながら、先生が油性ペンで手術で切る場所や癌を切除する範囲をマークつけしてくれます。
事前に聞いていたよりも広範囲にマークがついたので、ちょっとビビってしまう。先生も、術後の胸の状態がもしかしたらかなり変形するかも・・・と、不安になることを言うので、いよいよ手術なんだなという実感が湧いてきました。
やってみたかった、入院中のパジャマでカフェ
実感はわいてくるものの、病室でただただ寝て過ごすのもね。という気持ちもあって、動けるうちにやりたかったことをしておくことに。
やりたかったこと。それは、入院着で病院内のカフェにコーヒーを買いに行くこと。しょうもないですね。でもやってみたかったの。
大好きなコーヒーをテイクアウトしてゆっくり飲んで、結果気持ちが落ち着いてきて、手術に向けて気持ちが整ったかもしれません。
※嘘。ほんとコーヒー飲みたかっただけ(^^)
手術を翌日に控え、麻酔科の診察を受ける
手術前日の午後は、翌日の全身麻酔の前の麻酔科の受診もあります。
麻酔を受けて具合が悪くなった経験がないか、アレルギーを持っていないか、いくつかの質問事項に答えて、手術前後の説明を受けます。
麻酔が切れて目が覚めたら、挿管されているチューブを口から出しますね。とか。
え?挿管チューブって、意識戻ってから取るんですか?おえってなりそうですね。なんて、手術自体からしたらそれくらい微々たることですよね。でもそんなことが気になるんですよ。
挿管して、全身麻酔中の呼吸を助けてもらう必要があるんだけど、それをすると麻酔が切れたあと、のどが痛くなるんですって。ガサガサと喉が荒れた感じがしますからねって説明されました。これも初めての経験です。
今日までは自由にお風呂に入れる
麻酔科の診察を終えたら、今日のタスクは全部終了。後はゆっくりするだけです。
お風呂も、今日までは自由にシャワーを使うことができるので、早めの時間に済ませてしまいます。
シャワー室にはパワーがものすごく弱いドライヤーも置いてあって、設備としては十分。
同室の人が2人増えて、全員乳がんと思しき人で4人部屋が埋まりました。
夕食後は禁食期間に突入
夕食が18時半に済むと、本日の用事はすべて完了。後はゆっくりするだけです。
21時以降は禁食といって、これ以降は手術翌日まで何も食べることができません。と言っても、運動するわけでもないし、ただベッドで転がっているだけなので特に空腹を感じることはありません。
この日のうちは禁食が始まっていてもお水を飲むことはできるので、のどが渇いてしまう心配はなし。
いよいよ手術なんだなあと思いつつ、ゆっくり過ごした一日
採血があったり、要所要所で看護師さんが検温や血圧を測りに来てくれるので、病室にいた方がいいなと思って大人しくしていましたが、入院期間中用に本も持ってきているし、ハンドメイドキットを持ち込んだので暇を持て余すこともなく、ゆっくり楽しく過ごすことができました。
迫ってくる手術や麻酔にちょっとドキドキしますが、焦ってもできることはない。
患者はベッドに大人しく転がっておくことしかできないんだから。そう自分に言い聞かせて、心の準備を進める私でした。